■富士山「宝永噴火」を超える?

 

今日のAERA.dotで、『トンガ巨大噴火は富士山「宝永噴火」を超える規模の可能性も ライフラインを断絶する火山灰の恐怖』というのがあった。

 

 

1/15のフンガハアパイの海底噴火では、現地の通信状態が悪く、被害状況などは正確にわかっていない。
だが一部の報道では、住民の8割方が被災したと伝えられている。

大規模火山噴火に詳しい神戸大の巽好幸名誉教授(マグマ学)は、1991年のフィリピンのピナトゥボ海底火山噴火と同等か、それ以上の規模ではないかという。

これは1991年6月12日に起きた巨大噴火で、VEI6の規模だった。
 

■噴火の規模

「VEI」とは何かというと、「火山爆発指数」(Volcanic Explosivity Index)といって、火山噴火の規模を示すものだ。

VEI0からVEI8までの値がある。
以下に、各クラスで過去1万年の間に起きた数を示す。

VEI0:非爆発的、無数
VEI1:小規模、無数
VEI2:中規模、3477
VEI3:やや大規模、868
VEI4:大規模、278
VEI5:どうしようもないほど大規模、84
VEI6:並外れて巨大、39
VEI7:超巨大、5
VEI8:非常に巨大(破局噴火)、0


今回のフンガトンガ・フンガハアパイの海底噴火は、まだ正式ではないが、学者によってVEI5かVEI6位ではないかという意見がある。
だが巽教授によると、それと同等かそれ以上ではないかというので、VEI6以上ということになる。

1707年12月16日に起きた富士山の「宝永大噴火」がVEI5だったから、それ以上の大規模噴火ということになる。

これだけの大規模噴火は、日本では約5300年前の鬼界カルデラの「破局噴火」以来起きていない。
今日の『【火山】トンガ海底噴火は他人事ではない~「破局噴火」が日本を滅ぼす?』の記事で書いたように、いつかは日本でもこのくらいの巨大噴火が再び起きると考えておかなければならない。