■『前兆証言1519!』
『前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分』(弘原海清、東京書籍)
27年前の今日、1995年1月17に発生した「阪神・淡路大震災」(兵庫県南部地震)は、6437人の犠牲者が出た大震災だった。
この地震が起きた年に出版されたのが、この本。
大阪市立大学理学部だった弘原海清氏(わだつみ きよし、故人)が、この大地震の前兆現象としての宏観異常現象をメディアを通じて募った結果に集められた1519件の情報を集めた大型本。
大地震の前兆現象として、どういうものがあるのかを知りたい人々には必読の本だ。
既に絶版で、再版の可能性は非常に低いだろう。
今はまだAmazonで、2千円以下の古書が数冊ある。
それが無くなると、ちょっと手が出ない価格しか残らない。
それらも売切れれば、それこそ国会図書館へでも行くか、または「復刊ドットコム」で復刊リクエストを募るぐらいしかなくなる。
【追記:2022/1/18 0:20】2千円以下の古書、1日にして無くなってしまいました。
この影響力は自分で書いていてビックリ。
■あらゆる前兆現象がある
この本に掲載された前兆証言は、全く「取捨選択」されていない。
つまり、寄せられた情報がありのままに掲載されている。
弘原海氏は、敢えてそのような編集方針を取った。
そのため、この本にある宏観異常現象が、「本当に地震の前兆なのか?」ということの判断は、読者に委ねられている。
私は地震前兆研究家として研究を行う際に、この本を常時参照している。
また、この本や類似の地震前兆に関する本を参考にして、更に私のもとに届いた様々な宏観異常現象をまとめて、note.comで『地震前兆百科~サバイバルのための必須知識 』という有料マガジンを公開している。
興味ある記事だけを単体で購入することもできる。
『地震前兆百科~サバイバルのための必須知識』
■前兆の種類など
私は特に、動物の異常行動などの前兆現象に力を入れて研究している。
この本は、動物関連の前兆現象が非常に多く、参考になる。
たとえば家でイヌやネコなどのペットを飼っている方は、それらの動物に関する報告が役に立つだろう。
いつか来る首都直下地震や南海トラフ巨大地震。
それらが起きる前に、「うちで飼っている子も、このような異常な行動を起こすかもしれない」ということが頭にあるかないかでは、大震災からのサバイバルの可能性も変わってくるかもしれない。
難点といえば、A4サイズくらいで265頁ほどの大型本で、邪魔と感じる人もいるかもしれない。
本書は、以下のように証言1から10まで分類されまとめられている。
証言1 :空と大気の異常
証言2 :大地の変化
証言3 :人間
証言4 :獣類
証言5 :鳥類
証言6 :魚類
証言7 :爬虫類など
証言8 :昆虫など
証言9 :植物
証言10:その他
この27年目の日に、非常に重要な本として紹介した。
※この本(古書)は下記の「My pick」から購入できます。
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