マックに着き、ホットコーヒーを頼んだ。
だが、出てきたのはアイスコーヒー。。。
なぜか無意識にアイスコーヒーを頼んでいたらしい。
平常心!と思いながら、
内心かなり動揺しているみたいだ。
フジオが座ってるのを見つける。
第一声
「どのツラ下げて私に連絡してきたの!?
」
フジオ「そう言われると思った…」
私「で?どうしたの?なんで急に連絡してきた??」
フジオ「うーん…このままじゃダメな気がして。。。」
私「は!?今さら!?
」
フジオ「自分のことをちゃんと知ってくれてる人ってほとんどいないなって思って。俺の家庭環境とか…。nanaminが俺のこと一番知ってくれてるから話がしたかった…」
なんだそれ!?
マジで今さら何なのだ!!
この人は…寂しいのか?
結婚して子供もいるのに??
私が欲しかったものを全て手に入れてるくせに。
私「私はもうフジオのことが分からないよ。こんなに嘘がつける人だと知らなかった。
今までなら私がフジオのことを一番分かってる、分かってあげられる。って思ってたけど今は違う。今はフジオには嫁がいる。嫁がフジオの一番の理解者になるべき。私じゃない。
あ、あと不倫はする気ないから
笑」
フジオ「嫁じゃないし。籍入れてないから不倫にもならないし。」
は!?籍入れてない!?
私「え…、でも子供出来てるよね??」
フジオ「…うん。でも、まだ籍入れてない。もちろん、入れるつもりだけど、色々あって。」
一体どうなっているのか
私には理解不能。
どこまでがホントの話かも分からない。
フジオ「それに、俺の家族に会ってるのはnanaminだけだよ。」
私「ん!?なんで!?子供も産まれたんだからお母さんに孫の顔見せてないの!?」
フジオ「オカンに連絡して会う約束してたのに、直前になってやっぱ無理って言われた。実は癌で体調良くないんよ。」
私「じゃぁ、余計孫の顔見せんと!!」
フジオ「うん。でも、なかなか会ってくれなくて。母方のばあちゃんじいちゃんとも連絡とれないんよ…。電話しても出ないし。会いにも行ったんだけど、誰もいなかった。でもオカンはじぃちゃんもばぁちゃんも元気だよって言うんよ。変だよね。前にnanaminと会いに行った父方のばぁちゃんにも1人で会いに行ったんだけど、会えなかった。」
フジオが寂しそうな理由が分かった。
自分の家族に会ってもらえない。
連絡が取れなくて不安。
といったところか。
だけど、もう私には何も出来ない。
「家族の話は家族でして。私はもう他人だから。私に甘えないで。」
と突き放した。
だけど、フジオは食い下がる。
「たまには会って話がしたい。」
私「いや、無理でしょ!!」
そんなこんなで結局2時間くらい話をした。
最後までフジオは、またたまには会って話したいと言い続けた。
私は、いいよ。とは言えなかったが、
冷たく突き放すことも出来なかった。
また連絡が来たら会ってしまうかもしれない。