フジオ祖母に会ってからも私達の関係は変わらず、
私は婚活をしつつ、フジオとも連絡をとっていた。
フジオももうアイコとは会ってないと言っていたから、それを信じて
いつかヨリを戻すんだろうなぁ。
なんて思っていた。
だけどまた私は発見してしまった。
フジオの近所にアイコの車が停まっているのを。
今、フジオは私とLINEをしている。
普通に家でテレビを観ている内容が送られてくる。
フジオは今アイコと一緒に家でテレビを観ているのか!?
私達は一応別れている。
怒る権利、私にあるのだろうか?
だけど、フジオはアイコとはもう会ってないって言ってた。
また嘘だったのか。。。
怒る権利、今の私にはないのかもしれない。
でもいい加減、真実が知りたい。
私はフジオのアパート前まで行き、
「今からフジオ家に行く」
と連絡した。
あと一歩でフジオの部屋といったところで、
フジオが出てきた。
私「部屋に入りたい」
フジオ「友達来てるからムリ。」
私「友達ってアイコだろ!?
こんな時間に女を家に入れるなんておかしい!もう会ってないって言ってたの嘘だったんだな!!」
フジオ「嘘じゃないよ
確かに彼女もいるけど、他にもいる。二人じゃない。」
私「じゃー、部屋見せてみろよ!!
」
無理やり部屋に入ろうとしたが、力ずくで離された。
力では勝てない。
部屋に入るのはムリだ。
フジオ「少し話そう」
フジオに諭されフジオの言い分を聞いていたが、
今回ばかりはもうヨリを戻すのはムリだと思った。
現状、付き合ってる訳でもないし、フジオの部屋に誰がおろうと私には何も言う権利はない。
フジオと言い争うのも疲れた。
「好きにすれば?」
そう言い残し、私は帰路についた。
もうフジオとは終わったかもしれない。
そう思っていたが、
翌日、フジオから仲直りをしたいと言ったような優しいLINEが届く。
結局、私はフジオを完全に切ることが出来ないのだ。。。