フジオのインスタの中身は…
アイコのTwitterとマッチングする写真ばかりだった。
俺じゃない!
って言ってたのに…すべて嘘だったんだ。。。
私はショックと悔しさと怒り、悲しみ、色んな感情がごちゃ混ぜになって、
フジオに電話せずにはいられなかった。
私「すべて嘘だったんだね…」
フジオはすぐにインスタの申請が私だと気付いたようだった。
フジオ「他人の名前でアカウント作るとかヤバイよ!!」
私「ヤバイのは分かってる。でも、私にここまでさせたのはフジオだよ!」
フジオ「とりあえず、アカウントは削除して!こんなことする人に責められたくないわ!」
私「アカウントはすぐ消すよ!これは私もマズイと思ってる。でも、あんな嘘ついててよく人のこと責められるなぁ!!」
フジオ「…とりあえず話しよう。家行くわ。」
数分後、フジオがやって来た。
フジオ「まずはアカウント削除して。」
私「偽アカウントは良くないことだと分かってる。それに関しては私が悪いと思ってる。」
偽アカウントはフジオの前で削除した。
私「私に言うことあるよね?」
フジオ「…嘘ついてごめん。」
私「彼女とはどういう関係なの?」
フジオ「…それは言えない。」
私「は!?」
フジオ「…人を探している。その協力をしてくれている。」
私「誰を探してるの?人探しなら私が協力するよ?」
フジオ「施設で一緒に育った友達。そいつにお金貸したのに行方が分からなくなった。そいつはヤバイ世界に足を突っ込んでるからnanaminには関わって欲しくなかった。」
私「なんだそれ…?」
フジオ「普通の家庭で育ったnanaminには分からないよ!」
こう言われると
私が何も言えなくなるとフジオはよく分かっている。
私「だけど、人探しで花火大会行ったりUSJ行く必要ある!?」
フジオ「花火大会は人を紹介してくれるって話だったから…。USJはもう1人行く予定だったけど、行けなくなったから結果二人で行くことになっただけ。」
嘘だらけだ。。。
だけど、この時でさえ
私はフジオと別れるという選択が出来なかった。
フジオを信じたい気持ち、
そして、フジオと別れたら結婚なんて出来ないだろうという自分の弱さから、現状から抜け出せずにいた。