私とフジオはこんな状態にも関わらず、
別れるという選択肢は少なくとも私にはなかった。

だから、私の親に会うという話はいつ決行してくれるのか?
と考えていた。

親も1度会いたいと言っている。

放射線治療も一段落したし。

ホントは夏頃に会いに来てくれる予定だったのに。。。今や冬よ?

親に会うことで
私はフジオの本気度を知りたかったし、
このまま結婚に向けて強行突破できるんじゃないかと思っていた。

フジオに
「いつ親に会ってくれるの?」
と聞いても、
「また今度」
と言われるだけ。

これでは、いつになっても会ってくれない。
フジオは本気で会う気ないな…。

これは、半ば強制的に日程を決めていかなくては!プンプン

私は親の予定を確認した後、
フジオにここ一ヶ月の週末の予定を聞いた。

フジオ「特に…まだ分からない」

ということは、予定は入ってないってことね!

私「じゃあ、この日空けといてね!」

フジオ「いや、まだ分からないから…」

私「そう言って、今まで私との約束はしてくれずに女とデートしまくってたやん!今回ばかりはこの日!予定入ってないなら今後予定を入れないで!!プンプン
私の親がフジオに会いたいって言ってるから、この日は親も都合良いみたいだから会って欲しい。もちろん、会ってくれるよね?」

フジオ「勝手に決めないでよ!ムキー

と怒っていたが、
えぇ加減怒りたいのはこっちだよ。

私「会ってくれるって話はもう一年前からしてるよね?私も治療落ち着いたし、そろそろホントに会って欲しい。私の親だって、せっかく会いたいって言ってくれてるのに長引けば不信に思うかもしれない。フジオの『また今度』を待ってたら一生会えないわ。本気で会う気あるならこの日!会えるよね!?よろしく!」

無理やりフジオを納得させた。

ついに!私の親とフジオが対面する!

ドキドキ。。。

その前に…
フジオ「俺の生い立ちについて親に話してくれているよね?」

私「え?…うーんと…話してない…」

フジオ「え!?話してないの!?びっくりそこはちゃんと話しておいて欲しい。」

これを受け、フジオが私の両親に会う直前に
私はフジオの生い立ちについて両親に話した。

このことで、また風向きが変わっていく。