私はたぶん職場にも恵まれていたと思う。
癌が確定するまでの検査も
みんなが融通を利かせてくれて
突然の受診でも病院に行かせてくれた。
放射線治療中に至っては
毎日お昼に2時間くらい抜けさせてもらった。
実は
会社の上司に乳癌のサバイバーがいたことも大きかったと思う。
私が乳癌になってから
「実は私もなのよ…」
って声をかけてくれた。
普段一緒に仕事をすることもない立場が上の人だが、私の同僚に
「nanaminさんのサポートをお願いします」
と声をかけてくれていた。
私はどちらかというと
結婚して主婦になりたいタイプだったが、
この時は仕事があるって幸せなことだなって感じた。
自分の居場所があるって、
とてもありがたいことだと思う。
私は今、店舗の責任者として健康な人と何ら変わりなく働いている。
私のがん友もみんなバリバリ働いている。
実際、私が長期で仕事を休んだのも一度目の手術の時2週間だけだ。
抗がん剤治療をしていないということも大きいと思うが、
周りのサポートのお陰で
癌になっても仕事が続けられた。
同僚達にはとても感謝している。
そして、
私は意外と仕事が好きみたいだ。
これも癌になって気付いたことの1つかな