界アンジンで晩ご飯をいただきました。


本日のお献立


先付け
烏賊メンチ南蛮漬け
メンチと聞いて勝手に衣のついた揚げ物を想像していましたが、メンチカツだから衣がついているのであって、これ自体は練り物のような食べ物でした。
意外にも花が紫蘇のような風味で美味しく、お花を食べるなんてメルヘンだなぁと思いながらメンチと一緒に丸々いただきました。


土瓶蒸し
土瓶蒸しといえば松茸というイメージでしたが(食べたことはないですが)、こちらは甘鯛、海老芝煮、きのこ色々、三つ葉が入っていました。
旨味エキスたっぷり。
松茸じゃなくても十分満足。


宝楽盛り
八寸、お造り、酢の物が盛り込まれています。
これで2人前。
アフタヌーンティーみたい。


取り分けた様子。
今回特に意外だったのは葡萄の白和え。
葡萄はとても甘味があったのでそのままでもデザートにしたいくらいでしたが、意外にも合わなくはなかったです。

さんまの油煮ずんだ和えは可愛らしい見た目。
油煮は聞き覚えがありませんが、つまりはコンフィとのこと。
コンフィなら聞いたことある!となりましたが、つまり何?
どうやら低温の油でじっくりと煮た料理らしい。
話に聞いて想像したよりもぎとぎとしてなくて食べやすかったです。

お刺身をいただいている時に、お醤油が界箱根で食べたのと同じ味がすると父が言うのでスタッフの方に聞いてみると、たしかに界で使われているのは全て界特製のお醤油とのこと。
料理の味なんて美味しかったことくらいしか覚えていないのですが、父的には甘めで特徴的なお醤油だったようです。
普通のお醤油の方がいい、と特製に対して失礼なことを言っていましたが、お刺身は新鮮!と大絶賛でした。


揚げ物
帆立進上蓑揚げは帆立の上にサツマイモのようなものがのっていて、ぽりぽりと良い歯応え。
こちらも意外な組み合わせでしたが、食感、味ともに絶妙。また食べたい。


煮物。
蓮根餅。
香煎ごぼうが良いアクセント。
べっこう餡の餡を飴と勘違いしていて、結局どれがべっこう飴かわからないなぁと思っていましたが、べっこう餡なら残さずいただきました。


香の物。
七味だか一味だかとにかく辛い粉がかかっていましたが、これが土鍋ご飯ととてもよく合いました。


旬菜土鍋ご飯、止め碗。
牛時雨煮、牛蒡、実山椒。
これに先程の香の物をのせていくらでも食べられそうでした。


そして前回の界箱根で撮り忘れた土鍋。
箱根は寄木細工風でしたが、こちらは船と波が描かれていました。


甘味。
ぐり茶のクリームブリュレ。
抹茶色の粉がお皿全体にかかっていたので余すことなく粉をつけていただきました。


あまりない組み合わせの奇をてらった料理って奇抜さには目を見張るけど味は今ひとつ…なんてこともありますが、界でいただいたお料理はどれも保守的な私の新しい扉を開いてくれたように思います。