東日本大震災でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると同時に

被災地の復興、ならびに被災した方々の心身の回復を心より応援しております。





もう二年たったんですね。


今朝寮の友達とこの話になって、あの時をふりかえっていました。

私は東京に住んでいて、幸いにもあの瞬間、友達と二人で部屋にいたので何ともなかったのですが、

友人は帰宅難民になるわテレビでは信じられない被災地の映像ばかり流れるわで

どうすることもできないイライラを味わっていました。

もちろん被災地の方々が一番つらい目にあわれているのは承知の上ですが、分かっているからこそ、

被災地の外の人は震災のショックを吐き出すことも、動くこともできなかったのだと

今さらながら震災直後の東京の閉塞感を思い出します。


あの年の三月の東京は本当にひどかった。

街が怯えているというか、死んでいるというか。

恐くて何もできない、という雰囲気。

空気が気持ち悪かった。


地震の翌日、私はバイト(パン屋)に行ったのですが、

食料なら何でもいい

という人々の必死の形相に恐怖を覚えました。

私は見ていませんが、店長によると、ネットの掲示板にうちの店を名指しして

「食パンの置いてないパン屋なんかやめちまえ!」

とかかきこまれていたんだとか。


あのときの人々の混乱を知っていて、まともな人なら

その書き込みがいかに情況を分かってないか、分かると思いますが、

食パンなんて日持ちのする食材は店に出した瞬間にお客さんで争奪戦が始まるレベル。

材料をその日一日で使い切るよりも、今後もちゃんと、毎日営業することを優先させたお店側としては、

食パンをそれ以上置くわけにはいかなかったのです。

他の菓子パン類も根こそぎ売り切れ、

通常の3時間も速い時間で〆ないと明日の営業もままならない状態でした。


明日も営業しますから、まとめ買いはやめてください、

本日に必要な分だけご購入ください、

少しでも多くの人が安心できるように、お願いいたします。


そんなことはたかがバイトの身分で言えませんでしたが、

大声でそう言いたくなるほど、トレーに山のようにパンを乗せ、大勢の人が、長蛇の列を作るんです。

異常でした。

中には「サンドイッチは冷凍できるか」なんて質問もされました。

冷静に考えれば、そんなこと聞かなくても分かるはずです。無理に決まってます。

そんな質問を、その辺を一番わかっているであろう、50歳前後のご婦人が聞いてくるんです。


たとえまた地震が起きて、どこかが被災しても、

二度とあんな、子供が見たら大人が信じられなくなるような

パニックにだけはならないでほしいと願うばかりです。



未だに小さな揺れが来るたびに、

震災の凄惨なテレビ画像より、狂った大人たちの泣きそうな顔が蘇ります。

そわそわします。


震災が二度と起こらないように、このような被害が二度と起こらないように願うのはもちろんですが、

地震はいつくるかわかりません。


万が一、億が一、また起こってしまったときに、

どうか、子供たちの信頼を壊すような、他人を押しのけるような、不安だけで行動するような

あんな情況を作りだすような行動だけは、してほしくないものです。



もしこんな長文を読んでくださって、何か思うことがあれば、

心の片隅にでも残しておいてください。

地震や災害がいつ起こるのかは分からないですから。



こんなことがあったんだよ、という自身の記録の意味も含めて、

ブログの趣旨に関係はありませんが記事にさせていただきました。



末文ではございますが、もう一度、

被災地の方々の復興、回復、ご冥福を

心よりお祈り申し上げます。


まだ被災地に足を運べていませんが、

あの年の三月の恐怖に、私がきちんと折り合いをつけられるようになったら

行ってみようと思っています。



長々と失礼しました。

藍川くらげでした。