何の脈絡も無く、TUYAYAへ行ったら平積みされていました。
7巻のあとがきでスピンオフとか周辺の人の話を書きたいみたいな事が書かれていたので、番外編の様な物を待っていたのですが、いきなりPART2が始まった。
今回のお話の中心となる本は横溝正史の「雪割草」
確か2017年の年末に横溝正史の新作が見つかった。
原稿の一部が発見されていて幻の作品と呼ばれていた「雪割草」でした。
この作品80年程前に「新潟日報」の前身である「新潟毎日新聞(途中から他紙との統合で新潟日日新聞)」に掲載されていた家庭小説だ。
中には金田一耕助の原型とされる人物が登場するなどファンとしては見逃せない作品という事でした。
私は金田一耕助のにわかファンなので有名作品位しか読んでいない。
「犬神家の一族」「獄門島」「八つ墓村」「悪魔の手毬唄」「病院坂首括りの家」「悪魔が来りて笛を吹く」…
中でも「本陣殺人事件」は好きな作品で中学生の時と社会人になってからと二回購入して読みました。
既に手元にはないけれど…
読みたいと思いつつスッカリ忘れていた作品でした。
本を読む人には思い入れのある本というモノが有るモノで、それは人に寄りけり千差万別でありまして、その本が面白かったからとか、そういう事だけではなく、その時の個人の背景や巡り合った出来事等によるモノも大きい様で、私なんかは読んだ筈なのに全く内容を覚えていない本が二冊あり、もう一度読んでみたいと思うのですが、何分にも半世紀近く前の本なので古本屋でもお目にかかれない。
特に二冊とも洋書の翻訳本だったので尚の事かも知れません。
本編には篠川夫妻の娘である扉子も登場し、篠川一族の血を継いでいる証明の様な場面が…というか、そういう所しか描写されておりません(笑)
面白いのは現在よりも先の時代の物語も描かれている所です。
2012年…オリンピックや新型コロナの話は一切出ませんが、鎌倉と言う空間はそういう事を包み隠してくれる場所でもあり違和感はありません。
前シリーズからのファンであれば期待通りの作品であることは間違いありません。
そうでない方は前シリーズの最初から読んだ方が楽しめると思います。
学生の方は夏休み中に1からシリーズを読んでみる事をお勧めします。