沈黙のパレード | 何して遊ぼ⁉

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いい年こいて遊ぶ事しか考えていない親父のブログです。

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沈黙のパレード

著者   東野圭吾
発行所  ㈱文芸春秋
定価   ¥1700(+税)
購入価格 ¥1836(税込)

ガリレオシリーズ第九作
久し振りのガリレオ、何と六年振りの新作だそうです。
そのまんま、作中のガリレオこと湯川学はアメリカから帰国して准教授から教授になっており時の流れを感じさせる。
ドラマで湯川役を演じた福山雅治がガリレオシリーズをやりたがらないという噂があったが、シリーズが長く続くと役者の方も世代的モチベーションとか、環境の変化とかで、演じ辛くなるのだろう。
今作もひょんな事から湯川が事件に巻き込まれていく。
そして全てを見通す物理学者は真相に近づいて行く。
今作は日本国における裁判制度というか警察捜査の問題などが挙げられているが、本当にこんな世の中だからこそ考えさせられてしまう。
確かに、どんなに罪を憎もうが、仇を討とうが、亡くなった人は帰っては来ないのですが、残された人たちの気持ちの行き所を、もう少しどうにかする方法は無いのだろうか?
そして、後半でサラッと「夢とは何なのか?」考えさせられました。
シリーズ最高傑作で映画化もされた「容疑者Xの献身」コレを湯川が引きずっている事も本人の口から明かされました。
この時折見える湯川の人間臭さがシリーズの魅力の一つなのでしょう。
小説がドラマに寄って行っている作品ではあり「容疑者Xの献身」以降の作品が少し物足りない感じがありましたが、今回はコレが良い方向に働いている作品の一つだと思います。
久し振りの面白いガリレオに次回作を待ち望んでしまいます。