旅のおわりは | 何して遊ぼ⁉

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いい年こいて遊ぶ事しか考えていない親父のブログです。

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旅のおわりは

著者   吉村龍一
発行所  ㈱集英社
定価   ¥500(+税)
購入価格 ¥108(税込)

「光る牙」を読んで同じ作者の他の作品に興味を持って手にした作品。
感想は…同じ作者なのかな?と言う印象が一番で結構彼方此方で見た聞いた話がゴチャゴチャと詰め込まれ、明確な形もなくエンディング。
「締め切りに追われて苦し紛れに書いた作品を、コレも又締め切りに追われて大して見もしないで本にしちゃった」と言う感じの物語。
前作を読んでいたので「何処かでどんでん返しが」とか「もっと奥の深い何かが現れる」とか思いながら読み切った。
確かに読みやすくはあったのですが、その分薄っぺらい。
虐めについても、政治家のもみ消しについても、密漁についても、旅先での人の温かさとかも…みんな含めて薄っぺらい。
何だかご都合主義だけで構成されていて、それこそまるで政治家の演説みたいだ。
一読者が言う事ではないのかもしれないが、チャンと旅をした方が良いと思う。
其処で人と出会い、しっかりと同じ時間を共有してから初めてロードノベルにチャレンジすべきと思う。
人とのやり取りが、すれ違う事前提で書かれている様で何だか他人事に思えず…
私なんかも、こうして勝手気ままに書かせてもらっていますが、文で伝えるという事はかなり難しい事なのですね。
正直この本は人にお勧めできません。
其れなら此処にアップしなければ良いのですが、吉村龍一の作品として異質だという事であげてみました。
*「初めて本を一冊読んでみたい」という方には案外向いているかもしれませんね。