話題になった本『永遠のゼロ』を1ヶ月かけて読みました。
昼間はなかなか本読めないので夜寝る前と決めてます。
百田尚樹のデビュー作です。
現代史は、学校では、時間切れで個人で勉強しておくようにといわれ、大人になってもこの時期の歴史が心の奥から出てこない空虚感がありました。私が不勉強だったことですが、この本で太平洋戦争の詳しい流れ知ることが出来ました。
人間の愛、若者の窮地に追い詰められた心理、軍人エリーとなる将校、若者を戦地に送り出す親の心情を 戦地に赴いた体験者の回想で話が進んでいく。命の重みを爽やかな文の流れで、解りやすくしています。最後の方は目を潤ませてページをめくっていました。
難しい戦争記を読むより人間的で、また面白く、豪快に空中飛行し、日本の優れたあの有名な零戦のパイロットの勇敢な姿を女の私でも興奮するような状況を想像させている。
とっても面白いと同時に この太平洋戦争(1941年~1945年)5年で日本の敗戦、後70年で我々の今がある。延長線上は、長いようで、短くもあると思う。
戦地に行った体験者は90歳前後になっています。たまたまですが12月5日の読売新聞に元海軍中尉原田要さんの零戦操縦士として参加した経験を話していました。これからも耳を傾けてこうと思うようになりました。
この本は戦争をわかりやすく、楽しく、当時の若者の強い心を教えてくれます。
その後 映画も見ました。我が家では3人で回し読みしました。時折、零戦の話題になります。