書店偽ハッカー

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少し真面目なお話を

先日、一家全員で呉の大和ミュージアムに行ってきました。
戦後70年を迎える今年、日本の歴史、今後の国防のあり方について議論が多くの場所でなされています。

ひとつひとつの人の歴史が連綿と続く現在の日本、国民一人一人がいろんな考え方を持ち、それを発信できることはとても素晴らしいことだと思っています。
ただ、ひとつ考えたいのは気づけば、『子孫のため』『祖先のせい』という責任が自分に至らない言葉だけで、意見を通すために、もう一方の考えに対して批判や揚げ足をとりながらの議論が進んでいることを、違和感を覚えます。
日本にいる誰しもが、戦争をしたいわけでもないし、自分たちの子供にそんなことを強いたくないのも変わらないと思います。

以前読んだ、大和の乗組員の生還者吉田満氏の著書「戦艦大和の最期」の一節に、4枚目の写真に載っている大和で亡くなられた臼淵大尉(当時若干21歳)が甲板で船員たちに遺した言葉があります。

「進歩のない者は決して勝たない負けて目覚める事が最上の道だ日本は進歩という事を軽んじ過ぎた私的な潔癖や徳義に拘って、本当の進歩を忘れてきた敗れて目覚める、それ以外にどうして日本が救われるか今目覚めずしていつ救われるか俺達はその先導になるのだ。日本の新生に先駆けて散る。まさに本望じゃあないか」

僕たちが考えなきゃいけないのは、これまで自分たちを生み育ててくれた『祖先』を敬い、自分たちのことを伝えてくれる『子孫』のために、自分たちが生まれ育った日本という故郷(国)の10年後を、何を政府に望むかではなく、自分としてどういう国が理想的かコンセプト(ビジョンといった方がいいのかな?)を、現状の自分たちの置かれている環境をしっかりと理解した上で、それぞれがもつことが大事な気がします。
経済大国であり唯一の被爆国である日本が世界に、責任と義務をもってどうやって戦争の悲惨さと平和の尊さを伝え続けるのか、考えてみませんか?
なぜなら、僕たちが豊かに自由に考え発信しあえる故郷(国)を作るために亡くなった人が、ここには多くいるのだから。

と、そんなことを帰りの車中で思ったのであります。