こんばんは。
最近いよいよ研究生活がスタートしたのですが、論文研究って難しいですね。
進捗報告会では「指示した通りのことが出来ていない」だとか全員が散々言われ、私もそれなりにちゃんとやったつもりだったのですが「問題の本質から考え直した方がいい」と言われてしまい、心は折れまくり。このゴールが見えないモヤっとした感情といつまで付き合うことになるのか、不安でいっぱいです。
さて、そんな疲れた心を癒してくれるものといえば…
もちろん、ダムですよね。
ということで、
JR蘇我駅から高速バスに乗ること1時間。
千葉県君津市の山奥にある「片倉ダム」にやってきました。
おや…
ダム湖が満水のようで、常用洪水吐から越流しています。
越流の勢いがちょうどよく、なかなか美しいですね。
増水時などの洪水調節用に使われる放流設備は、一般的にはゲート (水門) が付いていて必要に応じて開閉するタイプが多いのですが、
ここは「自然越流式」と呼ばれるゲートが無いタイプが採用されていて、名前のとおり増水すると勝手に越流する仕組みになっています。
こうしてしっかりと越流しているのを見るのは初めてなので、テンション上がります笑
ちなみに、いま越流している部分が常用洪水吐で、左右のもう一段階上にある穴が非常用洪水吐です。
常用洪水吐でも処理できないくらい増水すると、非常用洪水吐からも越流し始める、という仕組みですね。
私が好きな秩父4ダムでいうと、合角ダムの構造に近いですかね。
高さは42.7 mなので大した規模ではない (これでも千葉県管理のダムでは最大のようです) のですが、
やはり常用洪水吐から越流していると迫力が違いますね。
左上からも水が放出されていますが、
あそこが利水放流管のようなので、満水でない時はあそこだけから放流するのでしょうね。
ダム湖は笹川湖と言って、地図で見るとけっこう複雑に入り組んだ形になっています。
釣りの名所のようで、ボートで釣りをしている人がいっぱいいました。
釣りもいずれは趣味にしてみたいものですが、なかなか手を出す機会がないですね。
あと、最近熊に突然襲撃される夢を見て、その翌日にYouTubeのオススメで釣り人が熊に遭遇する恐怖体験の動画が出てきたので、
不吉なものを感じて山奥に行くのがそれなりに怖くなりました。
…もう私が好きな秩父の山奥には一人では行けないかもしれません。(←これはたぶん嘘
その点、千葉は熊がいないので安心ですね笑
【 片倉ダムのプロフィール 】
■河川名 : 小櫃川水系笹川
■型式 : 【G】重力式コンクリートダム
■ゲート : 自然越流×4門
■堤高 (高さ) : 42.7 m
■堤頂長 (幅) : 154.0 m
■総貯水容量 : 841万 m³
■管理者 : 千葉県
■着工~完成 : 1994年~2002年
■目的 : 【F】洪水調節 / 【N】河川維持 / 【W】上水道用水
■アクセス:
「君津ふるさと物産館 (千葉・東京方面/鴨川方面) 」バス停 から徒歩5分
※データ引用元: 「片倉ダムのかたちとしくみ」 (ダム横の案内板)
この後は、雷雨に巻き込まれながら山道を1時間ほど歩いて亀山ダムに向かいましたが、
その話は別記事にします。
今日もご覧いただきありがとうございます。