[秩父紀行24] 大雪の西武秩父線を芦ケ久保で+しゃくし菜ラーメン(2020/1/28) | ドリームハウス南蘭得 - 秩父とダムと鉄道と。

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こんばんは。

今日はいよいよ春がやってきましたね、2月はどうなるか分かりませんが。

年末年始に札幌に行った時には東京で大雪と騒がれる程度の積雪しかなく、その一方でこれから紹介する昨日の秩父は大雪になり、そして今日は天国のような暖かさと、今年の冬は本当に訳が分かりませんね。

雪かもと言われていた東京(西の方の実質山梨のエリアは除く)は結局雨でしたが、雪が降らないギリギリの寒さでの大雨って地獄のように寒くて一番タチが悪いと思います。どうせ雪が降らないのなら初めから今日くらい暖かくしていただきたいものです。

 

さて、昨日は西武秩父線の撮影に出かけてきました。

本当は秩父には今日行くつもりで、何の予定もない昨日は9時過ぎまでのんびりと寝ていたのですが、秩父での積雪のニュースを見かけて体が勝手に飛び出してしまいました。秩父を必要以上に好きになるとこういうことが起こるので気をつけた方がいいと思います。(誰が?

 

ということで、今回は久々に鉄道の撮影目的で秩父へ。

 

始めにやってきたのは芦ヶ久保駅。

いつも芦ヶ久保駅周辺は西武秩父線の中でも特に積雪量が多い気がします。

 

こちら側は柵が被ってしまうので微妙ですね。

 

続いて横瀬駅に移動し、横瀬~芦ヶ久保駅間の撮影地へ。

 

新型特急Laviewがやってきました。

 

自然に溶け込むデザインがコンセプトだったかと思いますが、こうしてみると雪景色にも違和感なく溶け込んでいるような気がします。

しかし、それは同時に風景の中での車両の存在感が薄いことも意味するので、流行りの言葉を借りるなら、鉄道風景写真の“映え”としてはちょっと物足りないような気もしますね。

 

そんな新型特急Laviewですが、3月のダイヤ改正で特急ちちぶ号の全列車が新型車両に置き換えられるようです。今までの旧型車両レッドアロー号は何度もお世話になった思い出のある車両なので、もう乗れなくなるのは寂しいですね。

将来Laviewには横浜方面に乗り入れる計画があるので、あまり後ろばかり見すぎずにそちらを楽しみにしておくことにしましょう。

 

 

来週に高校の部活のOB会でまた来る予定なので、今回は珍しく早めに切り上げましたが、

最後に1つだけ紹介したいものが。

 

お馴染み西武秩父駅のフードコートで見かけた期間限定メニュー、しゃくし菜ラーメン。

とんこつ醤油味のラーメンの上にしゃくし菜漬けが載っています。しゃくし菜漬けの程よい酸味と醤油ラーメンの相性は抜群です。

 

しゃくし菜は正式名称を「雪白体菜」といい、野沢菜などと同じアブラナ科の植物。冬の寒さの厳しい秩父地域でも栽培できることから、保存食としてこの地で多く栽培されるようになったそうです。

それを漬け物にした「しゃくし菜漬け」は秩父地域で伝統的に作られている郷土料理のようなもので、今や秩父名物の1つ。確か西武秩父駅のお土産コーナーにも売っていたかと思います。

西武秩父駅のフードコートはこんな感じでたびたび期間限定メニューが現れるので、何度行っても楽しめます。

 

ところで、ご当地グルメと呼ばれているものには「地域活性化のための後付けタイプ」と「伝統的に作られている郷土料理タイプ」がありますが、後者ってなんか動物の進化に似ているような気がします。

私自身も最近知った話なのですが、動物の進化って、その地に適合するために動物の意思で変化したのではなく、突然変異をした個体がたまたまその地に適合し増殖していった、という考え方が正解らしいです。要するに、動物が生き残れるかどうかは「自身の意思」ではなく「その地が受け入れてくれるかどうか」で決まるわけです。

しゃくし菜が秩父周辺で多く栽培されるようになったのも、あるいは他にも地域ごとにそれぞれの名物があるのも、きっとたまたまその地が生育に適していたから、なのでしょう。言い換えれば「その土地が受け入れてくれた植物」が栽培されている、ということになります。

だからこそ、郷土料理を食べることはその地域を知ること、なのだと思います。そう考えると郷土料理ってとても奥が深いような気がしますね。

 

今日もご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

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秩父に魅力を感じ、地元横浜から月に1回ほど通っている私が、秩父の魅力をお届けしています。過去の記事も併せてご覧いただけると嬉しいです。

 

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