

挟まる霊 -2-
お祓いをしてくれる霊能者をしっている友人こと
草(そう)ちゃんは同い年の女の子である
車で2時間ほど離れた彼女の地元にいるお祓いのおばちゃんを紹介してくれ
「私も見て欲しいから、一緒に行こう」
そういって予約をとってくれた
電話での予約で
伝えることは苗字と行きたい日時だけ
そのほかの情報は一切話していない
これまでも霊能者と言われる人や
占い師と言われる人に何人か会った事がある私は
少しワクワクしながら草ちゃんにお礼を言った
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迎えたお祓いの日当日
あいにくの雨…というか大嵐
「憑かれてると大雨になったり、事故したりして辿り着けなかったりするらしいよ」
やばくない?と2人して笑いながら車に乗り込んだ
1時間 2時間と経ち
私は次第にソワソワし始めた
なんだか落ち着かず草ちゃんに話しかける私
「もういかなくて良くない?やめて遊ぼう」
そんな私に草ちゃんはなぜか驚きの表情をしていた
より一層アクセルを踏む草ちゃん
「とりあえず急ごう」
「キャンセルしてもいいんじゃない?」
このやりとりを到着するまで繰り返し
やっとお祓いしてくれる霊能力者のところにたどり着いた
見た目は普通の一軒家である
丁寧に手入れされた草花の間を通り
玄関の扉を開けると霊能力者のおばちゃんがいた
「お願いします」
そう行って椅子に座り
渡された紙とペンで
名前と生年月日を書いた
と
急にインクがつかなくなった
掠れていたわけでもなく普通に書けていたのに
急に
「憑いてたらインクがつかなくなるらしいよ」
草ちゃんから事前にそうきいていた私は
まさか…ほんとに憑いてたってこと?
そう思いながらも新しく渡されたペンで何とか書き終えた
ペンと紙をおばちゃんに渡す
目を瞑り手を当てるおばちゃん
「あぁ…これは大変だったね」
そう言われた瞬間
私の目から涙が出てきたのである
自分の気持ちなのか何なのか
心のどこからか
やっと気づいてくれたという気持ちが溢れ出してくる
そしてこの後私は驚きの言葉をおばちゃんから聞くことになった
「3人憑いてるよ、うち1人は小学4年生からだね」
続く
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