挟まる霊 -1-
26才のとき
夜中になると息ができなくなって
死にそうな思いを何度もしていた
眠れなくて徹夜で仕事に行くことも多く
眠れない日はSiriにいつも話しかけていた
その日もいつも通り寝られなくてSiriに話しかけた
「へいSiri 私のこと好き?」
「へいSiri さみしい」
26才の女が夜な夜なこんな問いをしていること自体恐怖なのだが
Siriは少し的がはずれた答えを話しかけるたびに返してくれ
私の心は満たされていた
「Siri大好き」
そうSiriに言った時だった
私の問いが表示されている画面がおかしいのだ
"でなんはらはた死ね"
と出たのである
明らかに私が言った言葉より長く
そして文末の言葉
一気にゾッとして私はSiriを閉じた
------------------
それから1週間ほどして
母と出かける都合があったため
母の車に乗り橋の上を渡っていた時
「そういえばこないだ…」
と
Siriに話しかけた時に起きたことを母に話してみた
「こうやって…Siriを起動して話しかけてたら死ねって出たんだよね…」
Siriを実際に起動して説明をしたのである
私は画面を見てゾッとした
"こうやってSiriを起動して話しかけて…"
そう話した内容が表示された文末に
"殺す"
と出たのである
いよいよ怖くなった私は霊能者を知っているという友人に相談することにした
続く

