今日、ウチとウチの同期君の二人は、支社長に会議室に呼び出された。まだ仕事が完了してもいないというのに、ウチら二人だけ早めにあがらせて。いったいなんの話があるというんだ?もしや、もう営業はあきらめて、肉体労働に専念したらどうだという最後通告?いやいや、ひょっとして転勤とか?などと、同期君が最近のブームの支店長のモノマネをしつつ、悪い妄想を膨らませていたわけだが。
その悪い予感は当たってしまった。前者の方だ。内容は少し違うが。
いつものように、支店長の話は長かった。一言で言うと、これから先、営業として勝負していくのか、それとも肉体労働で2~3年ぐらい下積みして、現場のことをもっと勉強するのか、好きな方を選べ、というものだ。
君らの人生だから、君らでよく考えて決めろ、とは言っていたが、会社としては、後者のほうを選んで欲しいと思っているのがひしひしと伝わってきた。
肉体労働を選べば、給料がポイント制になって、月10万ほど上がるが、営業だと始めは成績が上がらないだろうから、給料が今よりさらに下がるかもしれないだの、営業は精神的なプレッシャーが物凄くて会社に行きたくなくなるだの、他の支社の同期に営業に出てる人もいるけど、断念してる人が多いだの、悪い材料を並べ立てた上で、回り道をすることは恥でもなんでもないと思う、などとのたまってる。
冗談じゃねぇ!こんなことをするためにこの会社に入ったわけじゃない。ずっと我慢してきたのだって、いずれは営業に回れる、そう信じ続けてきたからだ。それをチャンスすら与えられずにあきらめろなんて、到底受け入れられない。第一、ウチに肉体労働は無理だ。半年やったけど、この辺が成長限界だと思う。160cm、50kgの貧弱な体型でどうやって連中と五分にやっていくんだ。肉体労働を選んだ場合、責任者としてトラックを運転して、現場をまとめてもらうなんて言ってたけど、乗用車すらまだまともに操れないのに、トラックなんて無理だろうが。
そんなことが頭の中をグルグルと駆け巡り、支社長の話が右から左へと受け流され始めた頃、
今現在の段階ではどういう心境や?という質問が同期君に飛んだ。
当然営業だよな?なんて思っていたら、
もう少し現場のことを勉強する必要もあると思います
なに~!Σ(・ω・ノ)ノ!
マジかよ!今の脅しに屈してしまったのか?営業志望で入社したんじゃなかったのかよ!これじゃ大学を卒業した意味が全くなくなるんだぞ。(確かに意味はあまりなかったけど)
とりあえずウチは正直に、僕は営業に一度挑戦したいと思ってます、って言ったけどね。
ただ、支社長的には、やると言ったからには、途中で辞めるなどと言わずに必死でやってもらう、だとさ。こりゃタイヘン(大石風)