光栄は数々のユニークなゲームを開発してきました。

古代日本を舞台にしたものから現代の競馬を扱ったものまで多岐に渡ります。

そのいくつかはシリーズが作られる程度には売れていました。

こうした開発力は今はなくなってしまったのか、KOEIのゲームは無双物と信長の野望程度しか聞かなくなりました。

思えば、80、90年代はパソコンの国産ゲームが多く作られた黄金時代でした。

今はせいぜいオンラインゲームくらいでほとんど洋ゲーの天下と言ってよい状況です。

シミュレーションゲームも少なくなっていますが、RPGはさらに少なくなっているように思います。

ゲームシステムも面白いものが多かったのですが、そういう実験的なこともできないのが現状なのかもしれません。

懐古趣味に陥ってしまいますが、あの頃の光栄は確かに輝いていました。

微妙で売れないゲームをいくつか作っても、屋台骨が揺らぐことはないと信じることができました。

最近になって、BEST版として当時のゲームをリリースしているようですが、こうした動きを見ると、ある程度の割合で当時の光栄のゲームを楽しむ人もいると分かります。

今さらKOEIが個性的な新作を作ることはできないのでしょうが、どこか別の会社がかつての光栄のような個性的なゲームを出してくれないものかとないものねだりをしてしまいます。

ターン制のゲーム自体が絶滅寸前な現状では難しいでしょうか。

古き良き時代だったと思ってしまいます。

クリムゾン