まったく理解できないのだが、戦前ビクターに入社した歌手小林千代子は当初、謎の覆面歌手「金色仮面」として唄っていた(本当です)。それに対抗して、後に歳下の霧島昇と結婚した松原操は、やはり当初は「ミス・コロムビア」という名前で覆面歌手としてデビューしたのである。白状すると、じつは、霧島昇と松原操のデュエットが昔から好きである。