島津保次郎監督の『隣の八重ちゃん』(1934)でベティ・ブープのアニメーションが出てくるのはすでに書いた(下のYouTube 46分すぎから)。帝劇でなぜアニメーションをやっているのかの理由も書いたと思う。





また、ヘイズ・コードが施行されるとベティ・ブープのワンピースが膝下になり胸元も隠さざるをえなくなることで、人気に陰りが出たことも書いた。

フライッシャー兄弟のマックスの方の子供があの『絞殺魔』『ミクロの決死圏』『スパイクス・ギャング』『マンディゴ』を監督したリチャード・フライッシャーであることは言うまでもない。





ベティ・ブープは、頭はフレンチ・プードルがモデルであった。あの奇妙な声はヘレン・ケインがモデルといわれる。





この曲のマリリン・モンローのカバーは誰もが聞いたことがあると思う。







ちょっと前の記事で紹介したニッポン・ベティ・ブープだが、わかっているのは、コロムビアから1934年にデビューしたこと。この曲のタイトルは「ないしょばなし」であること。本名は Alyce Hamada であること。レコードになったのは、この曲を含めて2枚4曲であることぐらいである。姉妹の歌手でリラ・ハマダ、ニナ・ハマダもいたので、彼女たちのお姉さんだったのかもしれないとも言われている。二人の姉妹(リラ/ニナ)は和服姿でチャールストンを巧みに踊ったとある。

Tweeter が出始めのころよくTweet の意味を解説した記事があったが、誰も1934年の日本の童謡にTweet という言葉がすでに登場していることに触れるものなどいなかった。