朝、ホテルで朝食を摂るためにレストランに入ったら、なにか綺麗なものが眼に入った。見ると、エミレーツ航空の客室乗務員たちが一緒に食事している。朝から眼の保養をしたような気分である。
女性が社会に出る機会という点においては、バングラデシュは日本よりもましだと思う。それは、女性が首相を務めている年数が、過去50年で世界最長であるということや、多くの女性議員、公立ならば、女性の学費は高校卒業までは無料であるとかいった政策面だけでなく、グラミンやブラックを始めとする多くのNGOが存在することもあるだろう。また、環境は劣悪だが、この国の基幹産業が繊維産業であり、多くの女性の雇用を作っているということもあるだろう。核家族化していないことも、育児の面などで有利かもしれない。もちろん、バングラデシュだってまだまだ男性優位の社会であるが、相対的には日本よりも進んでいるのではと思う。この国が、成り立っているのは、女性たちの逞しさが大きいと思う。