念のため。
old や most の o は、二重母音の/ou/ であって、二重母音の /ou/ は、「お」をいって「う」を軽く添える感じ式の説明をよく見る。その説明で、本当に理解できているのかと思うことがある。
二重母音は、母音の「わたり音」である。「わたり音」というのは、「始まりの音」が大事でもなく、「終わりの音」が大事なのでもない。「わたり音」の本質というのは、始まりから、終点へ向かって「動いている」音のことである。終点の音を発音してしまったら、それは終点の音であり、動いている音ではないから「わたり音」ではない。別の言い方をすれば、調音するのに、一定の場所をもたないものが、「わたり音」なのである。リスニングで大事なことは、「わたり音」の識別はその始点の音でもなく、終点の音を識別することでもなく、その中間の音の共鳴の「変化」を聞くことにある。たとえば
late - lit, let
で左の late と右の lit, let の識別は音が動いているかいないかである。
以上の説明で、二重母音 /ou/ の「お」と「う」を区切っていうことが、いかにナンセンスなのかわかってもらえると思う。区切ってしまったら、本質である中間の肝心の部分がまったく発音されないからである。
二重母音の場合は、最終の音に達する前に発音は打ち切られるが、子音の 場合、たとえば、/w/ は、woman, や one の発音でわかるように、逆に最終の音である母音の音を目指していき、始まりはどこにあるかが曖昧である。
最後に、三重母音の説明を補足として加えると、三重母音は、player, power, hour, fire などに見られるものであるが、米語では、
「動く音」→ r
の感じで連続的に発音すればよい。
old や most の o は、二重母音の/ou/ であって、二重母音の /ou/ は、「お」をいって「う」を軽く添える感じ式の説明をよく見る。その説明で、本当に理解できているのかと思うことがある。
二重母音は、母音の「わたり音」である。「わたり音」というのは、「始まりの音」が大事でもなく、「終わりの音」が大事なのでもない。「わたり音」の本質というのは、始まりから、終点へ向かって「動いている」音のことである。終点の音を発音してしまったら、それは終点の音であり、動いている音ではないから「わたり音」ではない。別の言い方をすれば、調音するのに、一定の場所をもたないものが、「わたり音」なのである。リスニングで大事なことは、「わたり音」の識別はその始点の音でもなく、終点の音を識別することでもなく、その中間の音の共鳴の「変化」を聞くことにある。たとえば
late - lit, let
で左の late と右の lit, let の識別は音が動いているかいないかである。
以上の説明で、二重母音 /ou/ の「お」と「う」を区切っていうことが、いかにナンセンスなのかわかってもらえると思う。区切ってしまったら、本質である中間の肝心の部分がまったく発音されないからである。
二重母音の場合は、最終の音に達する前に発音は打ち切られるが、子音の 場合、たとえば、/w/ は、woman, や one の発音でわかるように、逆に最終の音である母音の音を目指していき、始まりはどこにあるかが曖昧である。
最後に、三重母音の説明を補足として加えると、三重母音は、player, power, hour, fire などに見られるものであるが、米語では、
「動く音」→ r
の感じで連続的に発音すればよい。