セントラル硝子国際設計競技記念講演会in福岡 | ケンチクヤロウnの独り言

セントラル硝子国際設計競技記念講演会in福岡

今日は講演会の話。

今日はセントラル硝子国際設計競技の記念講演会を聞きに福岡に来ています。友人と二人、鈍行でゆるりと来ました。

山本理顕さん、日建設計の櫻井潔さん、馬場璋造さんの三人の講演会でした。

講演会も目的でしたが、それと同じくらい、これまでのセントラル硝子コンペの最優秀作品の図面が生で見れることがオイシカッタです。

開演の2時間前に着いたんで、会場には誰もおらず、ゆっくり図面を見て回ることが出来ました。去年のアジアフロント・ヴィレッジは最優秀から入選作まで全部展示してありました。やっぱり雑誌で見るのとは違って細かいところ、何を考えていたかなど、色々見ることが出来ました。あとはプレゼンも。幾つか参考になることがあったんで、使っていきたいです。

一番印象に残ったのは、第25回 グラスハウス2001 の最優秀、クライン・ダイサン・アーキテクツの図面。かっこよすぎ!!!!

20050422

あのポストモダン最盛期、その前後の回ではすべてデコン調の案が最優秀になっているのに対して、クライン・ダイサンの図面は今提出してもいけそうな感じで、シンプルかつスタイリッシュ。色使いとかかなり綺麗でした。案もシンプルな感じでとても印象深かったです。ここに図面を載せたいのですが、今夜はネットカフェに泊まりでして・・・。SDカードが使えない >< ってことで写真は明日帰ってからUPしようと思います。

肝心の講演会ですが、理顕さんの話は30分で終わり、『え!?もう終わり?』って感じでした、実際・・・。

内容も、オオラ町役場コンペをとった理顕さんですが、市長が代わったため、理顕さんの役場が建てられないかもしれない。。。という話でした。今の市長がかなり反対してるらしく、かなり残念そうな理顕さん。私としては、あの役場が好き、嫌いは別にして、ああいった建て替えのシステムを持った建物が実際建てられた時に、建物として大丈夫か、使われていく中で、どれくらいの可変性を持っているのか、ディテールは大丈夫なのか、環境的なシステムはちゃんと働くのか。。。磯崎さんは、建築は試行機械だっていってましたけど。。。どうなるのか見てみたいってのが今の気持ちです。建てて欲しかったんですけど。。。これからどうなるか心配です。

櫻井さんの話は実施のプロポーザルに関する話が多く、実際に働き出してから参考になりそうでした。でも実際、アイデアコンペにしろ、実施にしろ根底にある幾つかの考え方とかは変わらないと思うので、そこらへんを抽出してこれからに生かして行きたいです!

以上、講演会レポートでしたが、次は大阪・東京でも行われるんで、行ける人はぜひ行ってみてください!図面見るだけでもかなり勉強になります!

ではでは今日は長くなりましたが、今日はこの辺で。昔の人たちのドローイングの力強さには圧倒されました ><

関連サイト:セントラル硝子国際設計競技記念講演会