No.547 ドライブレコーダの盲点 | NPO法人NMA

No.547 ドライブレコーダの盲点

奈良@NMAです。
航空機の事故原因究明で有名になったものにフライトレコーダー、ボイスレコーダーというものがあります。
操作を記録したり、操縦席や無線の音声を記録して事故原因を究明に使われるものです。

最近は車にも事故前後の映像を残せるドライブレコーダというものをつける人が増えました。
主に職業で車を運転している人で、最も積極的に付けているのはタクシー会社であると言われています。

ドライブレコーダは小さなCCDカメラで前方をコマ撮りで撮影し続け、常にその映像を十数秒間分だけメモリしており、十数秒を超えた映像は消えていきます。
事故のような衝撃を受けると、数秒後に撮影がストップして結果として事故の直前・直後の映像の記録が残るという仕組みです。
事故当事者であると「自分は悪く無い」という証言になりがちですが、ドライブレコーダの機械の目に残った映像は客観的な証拠として残るようになります。

ドライブレコーダの使用で事故当事者の責任度合いを明確にすることができますが、自分に都合の悪い事であっても全て残ってしまうので、どうやら交通事故防止にも効果があるようです。

ところが、事故後のトラブルを減らせるこの救世主のようなドライブレコーダですが、思わぬ盲点が存在していたそうです。
それは「信号機が正しく写らないことがある」という現象です。
最近普及しはじめているLED方式の信号機は、直流を電源にしていることから関東では1秒間に100回、関西では1秒間に120回の点滅をしています。
一方、ドライブレコーダはコマ撮りで画像を貯めているため、タイミングによってはLED信号機の点滅の「滅」ばかりを撮影してしまう可能性があるのです。
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上で点滅(1秒間に約2回の点滅)している緑の点を使うと少しだけ体験できます。
目をつぶって、一瞬だけぱちっと目を開け、すぐ閉じるようにすると緑の丸が見えないタイミングがあるはずです。
そのタイミングが連続して記録されてしまい信号が写らなくなってしまうんですね。

できればドライブレコーダのお世話にならないで済むように、事故を起こさないのが一番ですね。

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