No.87 整備不良 | NPO法人NMA

No.87 整備不良

八尋@NMAです。


私は僅かながら草レースの経験がありますが、数年前に
レーシングサイドカーでクラッシュしたことがあります。


レーシングサイドカーは文字通りレース用の車両ですから、
勿論公道を走行することは出来ませんので、サーキットでの事故です。
それまでにもミニバイクの草レース等でクラッシュした経験はありましたが、

そのクラッシュでは、一言で言うと整備不良が原因でした。

高速走行中の空気圧を逃がすカウリングが割れて、カウリングが
サイドカーのハンドルに干渉したことで急激にハンドルが切れてしまい、
4速全開の速度で宙に放り出されてしまいました。

私はそれほど大きな怪我ではありませんでしたが、
パッセンジャー(サイドカーなのでバランスを取る役目のもう1人)が
吹き飛ばされてしまい、重篤な怪我を負ってしまいました。

そのマシンはそれなりに古いマシンでしたので、FRPで出来た
カウリングが劣化していることも考慮に入れておくべきでした。

公道を走るクルマには車検制度があります。
車検制度自体も、現在はその意義を問われているという意見も聞きますが、
定期的なメンテナンスを行うという見地ではそれなりに有効では
あると思っています。


自分のドライビングスキルの向上を図ることも大事ですが、
そもそもクルマそのものをきちんと整備しておくことも
至極当然なことではありますが、大事なことだと思います。