No.30 海水で車が燃える?! | NPO法人NMA

No.30 海水で車が燃える?!

小池@NMAです。

しばらく前のJAFの機関紙「JAF Mate」に不思議な記事が載ってました。
読んだ方もおられると思いますが、「海水で車が燃えた!?」という記事です。香川県高松市で去年8月末の台風16号による高潮が発生し、海水に浸かった無人の車が突然発火したという現象です。なんと22件も。

本当に海水で車が燃えるのか?!

最初はとても不思議でしたが記事を読んでいくうちに納得しました。
最近の車はエンジンを始めとしてブレーキ、操舵系、その他、殆どの制御がコンピュータによるものです。
当然、電子部品や配線板、コネクタ、ケーブル等、電気系統の部品が多く、コンピュータの塊が走っているといっても過言ではありません。(ちなみにクラウンには30個以上の大小CPUが入っています)

車が発火した原因は、海水が車内の電気配線板を急速に腐食し、配線をショートさせ、その熱で発火したのでした。
運転席や助手席の近くには、キーを抜いても通電しているヒューズボックスがあり、これらが火元になったそうです。この現象はJAFの実験でも立証されました。対策としては、もし海水に浸かったらバッテリーを外しておくことだそうです。

地震や津波、大型の台風など、自然災害はある日突然やってきます。
万が一の時のために、頭の片隅に入れておこうと思いました。

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