こんばんは、アナログです。

結婚した次の年に夫の祖母(義父の母)が亡くなり、通夜と告別式に出席するため、名古屋まで来たことがあります。


義父の実家は名古屋市の田舎の方にあって、古いけど、とても広くて十部屋以上もあるような豪邸で、通夜も葬儀もこの家でするということでした。



通夜の晩に到着した私達に祖母さんと同居していた伯母さんが

「みんなの荷物はこの部屋にまとめて置いてね」

と言って、6畳くらいの和室に案内してくれました。



そこには東京からやってきた他の伯父さんや、叔母さん、夫の従兄さんなどが既に荷物を置いていました。





みんな、剥き出しで鞄を置いているのを見て、私は何となく、自分の葬儀用の黒いこの鞄を同じように剥き出しで置くことに抵抗があり、咄嗟に手元にあった紙袋に私と夫の鞄を包んで置きました。


イメージとしてはこんな感じです。





通夜が終わり、名古屋駅近くにある、その日泊まるホテルに戻って来た時、夫の義妹が

「鞄の中に財布がない。あの家に忘れて来たのかもしれない」

と言い出しました。




その時は義妹ひとりのことと思っていましたが、翌朝葬儀のために祖母の家に戻ってみると、夫の従兄夫婦など、他にも何人か鞄から財布がなくなっている人がいました。



そう、香典泥棒に盗られたのです叫び




義父やその兄弟の伯父さん、叔父さんたちは皆それなりの会社の役員などを務める年齢でしたから、祖母さんが亡くなった時に、その役員の母がということで、訃報記事が新聞に掲載されたのです。



香典泥棒という輩はこの手の訃報記事を読んで忍び込んで来ることが多いので、皆さんも気をつけてほしいです。



私達が全員通夜を行なっている部屋にいる間の短い時間に目についた鞄から財布を抜き取っていったのでしょう。


私達夫婦の鞄は紙袋に入れていたおかげで盗られなかったのです。



で、これはもちろん私の機転ではなく、その前にあった経験に基づいています。



まだ独身だった頃、父の弟である叔父さんが病気で亡くなりましたが、やはり葬儀の間に泥棒が入ったことがあります。



この時は葬儀会館で式を行っていたので、誰もいない叔父さんの家に泥棒が入ったのです。



それなりの地位にある方が亡くなると、どうしても訃報記事が出ますが、泥棒という輩は葬儀の日時などを実に細かくチェックして事に及ぶと、警察の方に聞きました。



そういうのが嫌なら訃報記事に載せることを断った方がいいかもしれません。



という訳で、世の中には人の不幸につけこんで、悪事を働く輩がいると早めに知ることが出来たのもまあ確かに社会勉強のひとつだったと思います。



余談ですが、コロナ禍でたったひとつよかったことは世の中がみな、葬儀を簡素に行うようになり、家族葬が増えた事じゃないかなと思っています。



葬儀の規模が大きくなると出入りする人も当然多くなるからほんとに気をつけてほしいものです。