いや、こっちの話さ」
ふふふ、と不敵に笑うスーさん、ったく敵が目の前に迫ってるってのに悪ふざけが過ぎるんじゃないのか!
「それで、本当のところはどうなのかな?」
「断じて俺はノーマルだ、男より普通に可愛い女の子が好きに決まってるだろ。
まったく、男がみんな巨乳好きだと思ったら大間違いだぞ」
「じゃあ『童女趣味(ロリ?コン)』なのかい?」www.beacotain.com
「それも違う」
っていうかロリコンを『火矢(イグニス?サギタ)』みたいな魔法名っぽい言い方すんのはヤメロ。
「リリィさんの例があるから、どうにもね、寧ろこっちの方が信憑性高いんじゃないだろうか」
「……確かに」
「そこで納得すんなよシモン、というか俺に妙な性癖をレッテル張りすんのは止めてくれよ」
俺になんか恨みでもあんのかスーさんよ。
「ふむ、ではこれ以上の追求はやめておこうか」
本当に巨乳には興味が無いのかい?と暗に言わしめるようにシモンの頭へ押し付けられた胸がたわむその様子は、まぁ確かに大抵の男の目を惹きつけてやまないことだろう。
「はぁ、大きい胸を見ると思い出すんだよな……」supreme vans
母親のコト、あの人の胸は本当に大きかった、お陰で子供の頃から見慣れて全く巨乳にありがたみを憶えることは無くなった。
これが良いことだったのか、悪いことだったのか、まぁ胸の大きい人に対して不躾な視線を向けないことを思えば良かったのかなと言えない事も無いな。
「あ、お兄さんが何か遠い目をしてる」
「ふーむ、なかなかどうして私達のリーダーはストイックなようだね」
とりあえず、俺が変態的な性癖を持ってはいないということで、上手く話がまとまってめでたしめでたし、と思いながら、ほとんど飲んでないにも関わらず残り僅かとなったミルクを飲み干す。
いやしかし、故郷を思い出した所為で無償に白米が食べたくなってきたぞ、どうしてくれる。シュプリーム
こっちは主要な穀物が小麦なので専らパンが主食、そうだ、これが終わってスパーダに行ったらついにお米を探しに行こう、そうしよう。
そんな、郷愁の思いに浸っていたその時、
「いけない、攻撃だっ!」
スーさんが叫ぶと同時に、詠唱を開始するのが耳に届く。
「なんだよアレ!?」
対岸に広がる森の中から立ち上る、火の柱、いや、それはどうやら大きな火の玉で、黒い煙の尾を引きながら放物線を描いてこっちの方へと飛来する。
その数、実に5つ。