qwefgdzfのブログ

qwefgdzfのブログ

ブログの説明を入力します。

Amebaでブログを始めよう!
ダメだ……もうダメだ……」
無数の触手が伸びてくるのを感じるが、ザックの体はバトルアックスを握ったまま、金縛りにあったようにピクリとも動かない。
そうして、ついに触手の先端が再び身体に触れ、日に焼けた浅黒い肌を消化しはじめる。
さっきも感じた鋭い痛みが駆け抜けたその瞬間、
「うあぁあああ!イヤだっ!!ヤメロぉおお!!」
涙と鼻水と、涎を飛ばして、バトルアックスを出鱈目に振り回してザックは力の限り暴れだした。
「やめろぉ!来るんじゃねぇえええええ!!」
半狂乱になりながら、ひたすらアックスをぶん回し、スライムの触手を防ぎ、時には核(コア)ごと粉砕する。
だが、倒したスライムも3匹か4匹か、といった程度。www.fwacxoerk.com

数えることが無意味に思えるほど周囲に満ち溢れるスライムの波を、そんな儚い抵抗で止めることなど出来るはずもない。
「うああ、ああ――」
だが、そうして暴れた所為でさらなる絶望が動き出す。
ジャイアントスライムが、目の前で元気よくアックスを振り回す男に食欲を刺激されたのか、スライムとは比べ物にならない丸太のような太さを誇る触手を形成し、ザックの周囲をゆっくり囲むように伸ばす。
「あ、あ……」
そうして、大柄な自分よりも尚、遥かに大きな高さを誇るジャイアントスライムの巨体が立ちはだかり、ついに戦意を喪失する。アディゼロ

ただバトルアックスを両手で握り閉めたまま、無様な泣き顔を晒して、ガタガタと震えることしか出来ない。
死への恐怖だけが頭を支配し、何も考えられず、全く頭の中が真っ白になったその時、目の前が本当に、真っ白に光った。
「……あぁっ!?」
失明せんばかりの眩い閃光が襲ったかと思ったら、自分の全身へベトベトした気持ちの悪い感触の半固形物が土砂降りのように浴びせかけられた。
「な、なんだコレぇ!?」adizero

慌てて顔を拭って、何が起こったのか確認しようと目を開くと、そこには恐ろしいジャイアントスライムの巨大な姿は無く、その代わりに淡い緑に輝く2メートルほどの光の球体があった。
これは何だ、この光の球は――どうやらジャイアントスライムの核(コア)じゃないということはすぐに分かった。
スライムと同じく赤い色の核(コア)は、バラバラに砕け散ってそこらに欠片が飛散しているのが確認できたからだ。
ならば、これは何なのだ、益々深まる疑問だったが、
「うぅー!」
球体の輝きを薄れたことで、正体が判明した。
「なんだ?なんで、こんなガキが?」