夏の終わり
何ということのない言葉だけど、
そこはかとない寂寥感があります。
週明け、我が家の面々も短いお盆休みを終え、
それぞれの仕事やら部活やらが再開しました。
バス停まで見送りに出た帰り道、
朝の空気が半袖の腕に肌寒いくらいで、
あぁ、今年も夏が終わるなと思ったのでした。
朝晩はエアコンが要らないくらい涼しくなったり、
ミンミンゼミやアブラゼミにまじってつくつくぼうしの鳴き声が聞こえ始めたり、
夕方網戸ごしに聞こえてくるひぐらしのカナカナカナという鳴き声、
そういうことのひとつひとつに終わりゆく季節を実感させられます。
心の底にじりじりくすぶる焦燥感は、この時期特有のもの。
子供の頃の「宿題が終わっていないどうしよう」がトラウマみたいに甦るのか、
何もできないまま長い休みが終わってしまうという
物ごころついてから重ねた歳の回数分だけ繰り返した思いの蓄積なのか、
何なんだか自分にもわからないけれど。
切ないような、さみしいような、
焦りと後悔が入り混じったような、
何だか居ても立ってもいられなくなるような、
そんな感覚につきまとわれる夏の終わり。