春に | タイトル未定・・・

タイトル未定・・・

ささやかな日常の雑記帳

今日から高校3年生は自宅学習期間です。

というわけで、今、私の前では長女が勉強しています。

登校日も残すところあと2日。

卒業式の予行練習の日、それに卒業式当日。

まぁ、感慨に浸れる立場ではありませんが・・


季節のうたを。


春に           谷川俊太郎
 
この気もちはなんだろう
目に見えないエネルギーの流れが
大地からあしのうらを伝わって
ぼくの腹へ胸へそうしてのどへ
声にならないさけびとなってこみあげる
この気もちはなんだろう
枝の先のふくらんだ新芽が心をつつく
よろこびだ しかしかなしみでもある
いらだちだ しかもやすらぎがある
あこがれだ そしていかりがかくれている
心のダムにせきとめられ
よどみ渦まきせめぎあい
いまあふれようとする
この気もちはなんだろう
あの空のあの青に手をひたしたい
まだ会ったことのないすべての人と
会ってみたい話してみたい
あしたとあさってが一度にくるといい
ぼくはもどかしい
地平線のかなたヘと歩きつづけたい
そのくせこの草の上でじっとしていたい
大声でだれかを呼びたい
そのくせひとりで黙っていたい
この気もちはなんだろう


中学校の教科書にも載っているのでしょうか。

思春期の心にはストレートに響きそうな詩ですね。

これに木下牧子さんという方が曲をつけられたものは、合唱曲として有名です。


子供たちの出身中学校では、入学式の式典会場に入場する際、

上級生が静かにこの歌を歌って、新入生とその保護者を迎えてくれます。

美しく荘厳に響く歌声に、鳥肌が立つような感動を覚えたことは、

今もはっきり記憶に残っています。

そして、卒業式に最後に皆で歌うのも、やはりこの曲でした。

2人合わせて5年間お世話になった中学校は、この曲と共に

たくさんの思い出を保護者の一人である私にも残してくれました。


この季節になると、つい口ずさんではひとりジーンとしてしまう1曲です。