ゆっくり過ごしたお休みは今日まで。
あしたからは皆それぞれ仕事やら部活やらが始まります。
年末年始で溜まってしまったゴミも、明日からは回収が始まります。
特に、暮れの大片付け以来、それぞれの部屋の片隅に鎮座ましましていた
特大のごみ袋がなくなるのがうれしいです。
(明日の朝はゴミ置き場までいったい何往復しなければいけないか、見当もつきませんが・・・)
そんな(どんな?)冬休み最後の日の午後は、テレビで映画を観ながらまったりと過ごしました。
『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』
一昨年と(言っても、一年ちょっと前)の公開でしたよね。
気になっていた映画の一つでしたが、例によって映画館に足を運ぶこともなく…
折角なので、吹き替えではなくフランス語で(もちろん字幕付きにして)観ました。
なんだかすごくよかったです。
「シャンソン」というのは元来「歌」を意味する言葉であって、音楽のジャンルではないそうですね。
つまり、フランス語で歌われる楽曲(歌謡曲やポップス)全般がシャンソン。
でも、日本では(というか、私の中では)確かに一ジャンルとして確立しているようで、
たとえば、アコーディオンの音色だったり、
聞き覚えのある有名な曲だったり、
あるいは、独特の歌唱法だったり、
(と私は思うんですけど、フランス語で歌うということに起因している部分もありそうですが)
そういうものによって特徴づけられまとめられたイメージが、確かにあります。
以前はそれほど興味もなく、好みでもなかったのですが、
一番最近に(と言っても2回目)パリに行った時に、
あるいは街角から、あるいは川下りのアナウンスで、
聞くとはなしに耳に入ってくるシャンソンは、
あまりにも風景に馴染んでいて、あぁ、いいなぁと思ったのでした。
(だからと言って、その後聴きまくったわけでも何でもありませんが・・・)
適した場所で適した音楽に触れたことによって、心が動かされたのかも知れません。
これは音楽に限らず、文化(食にせよ芸術にせよ)全般に言えることなのかも知れませんが。
(いわゆる「本場で味わう」というやつですか)
ストリートで歌うピアフの姿を見て、パリの街角のいたるところに
ストリートミュージシャンや芸術家さんがいたことを思い出しました。
教会の前ではひとりで数種類の楽器を演奏する人、
空港でチェックインを待つ行列には似顔絵描きさん・・・
しばし足を止めてお手並み拝見。
彼らも街の風景になじんで見えました。
映画の中でずっと流れ続ける音楽はあまりに心地よく、
ピアフの波乱に満ちた生涯を時制を前後させながら生き生きと描き出した2時間半は
決して観る者を飽きさせることなく。
彼女の生きた軌跡を幸せと取るか、悲劇的と取るかは受け手次第なのかもしれませんが、
(どちらかに決める必要もないわけですが)
そのキャラクターと音楽とに魅せられて、心地よさの残る映画でした。
日曜の昼下がりにはアンニュイな女性ボーカルが不思議と似合うのです。