NHK「知るを楽しむ」
10月の「私のこだわり人物伝」は町田康氏が中原中也にアプローチしています。(全4回)
昨日偶々再放送に気付き、見てました。
季節がらか、こんなのが気になる今日この頃・・・
全く専門的知識があるわけでも読み漁ったわけでもないのですが、
ざっくりと言って大正から昭和前半ごろの文学界の空気感にそそられます。
これも思春期の名残りでしょうか、朔太郎、中也あたりの描く世界への心情的同調・・・
番組では、作家であり、パンクロッカーでもある町田康氏が案内人として、
中也の世界に迫っています。
最初と最後に伊藤“チビノリダー”淳史くんによる朗読があったのですが、
これがとてもはまってました。彼の声はいいですね。
印象的だったのは、ダダイストを自称する中也を
町田氏がパンクロッカーとしての自らになぞらえていたところ。
既成の音楽、文学をいったん壊してから再び構築する、その過程に共通点を見出しています。
(広義の「脱構築」の過程といえましょう)
初めて見る中也の自筆は、彼の描く世界観によく馴染んでいました。
そういえば、眼のくりくりした今でもイケメンで通りそうなお顔立ちもポイント高いです。
(ココでもヲタる・・・)
弟の死に寄せて初めて詩を書いたという中也。
幼き頃のこの別れが彼の世界観に多大な影響を与えたであろうことは容易に想像ができます。
以前も少し書いたことがありますが、近しい人の死が幼い心に与える影響は計り知れないものがあると思います。
医者である父の息子に対する期待は、彼をいっそう文学への傾倒に走らせたのでしょうか。
現代にも通じる家庭内の閉塞感、
中也にとっての文学は、精神的安全弁としての機能を果たしていたのかもしれません。
第1回目の今回は、中也の故郷を訪ねて彼の幼年時代に迫りました。
これは再放送なので、次回はもう明晩放送です。
忘れずに予約しておかないと…