昨日の自分の記事で思い出した話。
それは私が2人目の子供がおなかにいた頃、産婦人科での定期検診に行ったときのこと。
その病院は地元では割と流行っていたので、朝早くに行っても終わるのは午後になってしまうというかんじで。
その日は2歳になる長女を連れ、最後の一人として診察を終えました。
帰ろうと玄関へ行ったところ、履いてきた靴がない。
一番最後でしたから残っているのは病院のサンダルと、長女の靴、それと後は私の足には入りそうもない小さな一足。
仕方がないので、「○○産婦人科」とマジックで書かれたサンダルを病院でお借りして、近くのダイエーで靴を買うことにしました。
名入りサンダルが恥ずかしいので、足早になりながらもつい人の足元に目が行きます。
靴売り場の前あたりに差し掛かると、
ふと、向こうから見慣れた靴が(べネトンのロゴが入った緑の靴)。
履き馴らされ具合に妙な親近感。
持ち主には一目で大きすぎるとわかるサイズ。
目線を上げると、病院で斜め向かいに座っていた顔(待ち時間が長いので、自然と覚えてしまいます)。
臨月を迎えようかという、大きなおなか。
一瞬目が合って、彼女は私の足元に視線を移し、足早にすれ違って行きました。
なにも、いえませんでした。
いう気にもなりませんでした。
哀しいと思ったのは、靴を盗られたことでなく、
間もなく母親になろうとしている彼女の心を思って。
これから生まれてくる子供に、彼女は「人のものをとっちゃダメ」って教えられるでしょうか。
今日のことを思い出して心が痛みませんか?
哀しい、思い出です。
彼女のしたことと決めつけてますね、でも、これはちょっと疑いようがないかな・・・
靴って、同じ種類でも、他人のものだと違和感があるでしょう?
それとあの瞬間のお互いがすべてを理解した、気まずい空気。