主人が電車で痴漢 | タイトル未定・・・

タイトル未定・・・

ささやかな日常の雑記帳

・・・を見かけたときの話。


少し前のことです。

会社帰りの、立っている乗客もまばらな電車の中に、そのおじさんはいました。

おじさんは、ちょっと足元が怪しく明らかに素面でないご様子。

一人の若い女性に目をつけ、ぴったり寄り添っていたんだそうです。

その女の人はもちろん、場所を移動させます。

すると、おじさん 後を追いかけてまた体を密着。

ガラガラの車内でこの行為は明らかに痴漢行為以外の何物でもなく・・・


でも、乗客は見て見ぬふり。


何度かそんなことが繰り返された様子にようやく気付いた主人は、

「おい、おっさん、いい加減にしときや」


何を隠そううちの主人、身長は186cm。関西育ちですから、上のような口調。

顔は(そう今まで私が似てると思った有名人でいえば、独眼流の頃の渡辺謙、坊主にする前のダウンタウン松本、反町クンに猪木に斉藤洋介――これらの方々の共通点を抽出してご想像ください)、かなりの強面。


おっさん、いえ、おじさんは一発でいそいそと女性から離れたそうです。

一方の女性も、気まずいのか無言でその場を立ち去って行きました。


と、ここまでだったら、「ふ~ん、ちょっといいことしたじゃんうちのおやじ」な話なのですが・・・

まだ続いちゃうのです。


おじさん、面白くなかったのでしょう、ちょっと時間が経って再び戻ってきたのです。


・・・主人の隣に。

「こんにゃろ、こんにゃろ」といいながら、主人のことを蹴るんだそうです。


酔っ払い相手のこと、仕方なしに場所を移動すると、追いかけてきて再び「こんにゃろ」攻撃。

こんなことを繰り返して、車内にはクスクス笑いまで起こってしまって・・・


何だか全体としてかっちょ悪い話になってしまいました。


まぁ、笑い話で済んだんですけど、ちょっと考えさせられる話です。




2日ほど前、電車の車内で女性に暴行を繰り返した男の公判のニュースがありました。

複数の乗客がいる電車の中で犯行は為されました。

この事件を知ったときはあまりの衝撃に言葉を失いました。

主人の話を聞いてそのことが思い出されました。


気付いていた人もいたはずなのです。避けられたかもしれない犯行。

被害にあった方が恨めしく思う相手は、果たして犯人だけでしょうか?


その場に自分がいたら、どんな対処ができただろう?

女性であるということを逃げ場に、「誰かなんとかして」と気付かないふりをしないと言い切れる?

逆切れ犯罪とかあるし。


振り返った時に自分を恥じたくないけど、正直恐い。


自分はどんな自分でいられるのだろう。


最後は自問自答となりました。