それは「やくみつる」からはじまりました。
我が家の次女は、アンチ「やく」で(亀田家擁護派なので――これについては、亀田家問題のみならず、やたらと巻き起こる国を挙げての謝罪請求問題やら、ネットというパーソナルかつマスなメディアのもたらす情報の功罪やらマスメディアの手のひら返しやらつっこみどころ満載で、手に負えないので割愛します、何より旬ネタではないですし)、何かの拍子に、彼がコレクターなのだという話になったのでした。
「有名人のたばこの吸い殻とか、使用済みのティッシュとか、わかんないけどなんかそういうものを集めてるんだって」
「えー、超キモイじゃん。ない、絶対ない」と彼女。同意する長女。
「じゃあ、好きな人のだったら? ちょっとほしくない?テゴのジュース飲んだ後のストローは?」
「えっ?そ、それは・・・欲しいかなぁ」
(ちょっぴり頬を紅潮させる)
「じゃあ、○○(娘の名)が使ったストローをテゴが使うのは? 間接チューだよ。」
「うっっ。そっちのほうがうれしいかも。」
(このあたりで首まで真っ赤です。)
「それじゃあねぇ、使用済みの楊枝は?」
(ここで嫌悪感をあおるために「使用済み」のところを敢えてお下品に「歯クソをほじったあと」と表現してみる)
「それはムリ。ヤダァ、絶対無理。」
「何で? 間接チューじゃん。」
「でも歯クソは嫌だよ、ありえない。」
「歯クソはないでしょ」(長女も同意)
ストローと楊枝の間にはかくも歴然としたボーダーラインが存在したのでした。
―― 了 ――