会社に病気のことを話して


2か月休むことにした。


あの時の気分はとにかく「ほっ」とした。


あの、地獄のような激務から逃れたのだから・・・


多数の部下を抱え、指揮を執り、勤怠管理から面接採用、教育まで


デスクワークと現場の往復・・・


1日がとても短くて・・・


寝てても夢の中で仕事してた・・・


円形脱毛症が広がってとら刈りみたいな頭で眉毛やひげの一部も抜けて


上司に「おまえ、変な顔になったなぁ」などと言われても


自分の変化に気づかない


思えばあれが「SOS」のサインだったんだぁ・・・


仕事にどっぷり浸かるとはこんな感じか…?


とにかくそんなのから逃避出来たので「ほっ」とした。


完全に休んで2か月後には職場復帰できると思い込んでいた。



心身がそれを許さなかった。


「ほっ」としたのは束の間。気分はどん底まで落ち込んでいった。


もう何かをする気力が全く起きない。


トイレにも行く気力もなく何かをする時には一大決心が必要だった。


ひたすら寝転がり、ひたすらぼうーっとして、ただ時間が過ぎていくのを待った。


1か月が過ぎ、2か月が過ぎた。


約束の2か月だ。気力を振り絞って会社に電話した。


「あのー、2か月休ませてもらいましたが、いっこうに良くなりません」


「じゃあ、とりあえず一度会社に来てください」


「わかりました」


翌日、会社に行ってみた。




つづく