3泊4日の滋賀・奈良の旅もいよいよ最終日です。




最終日は薬師寺からスタート。

特別公開の拝観券もつけちゃいました。



薬師寺は天武天皇が持統天皇(鸕野讃良皇女)の病気回復を願って発願されたもの。

東塔は建築当初から現存するらしく、最近?修復が終わったみたいです。

(そういえば数年前の歴史秘話ヒストリアのときに絶賛修復中だったな…)



あとは東院堂!

こちらは元明天皇のために吉備内親王が発願されたもの。

吉備内親王も悲劇的な運命を辿ったお姫様ですね…


おみくじがあったので懲りずに引いてみる。

中に縁起物が入ってた。

結果は吉でした。


少しずつ運気が上昇してる…?



他はサクッと見学して、近くの唐招提寺まで歩いて行きました。



入ったときは気付かなかったけど、薬師寺の入口付近に持統桜なるものが。

持統天皇が最後の行幸の際に御手植えされたらしい桜の木とのこと。

春に来たら咲いているのかな?

また来よう。




お次は唐招提寺。

何故ここに来たかというと、天上の虹で推しまくってる新田部皇子の邸宅跡だからです。


辿り着いた時点で満足だったので笑、こちらもサクッと見学して、最終目的地の平城京跡に向かいました。



唐招提寺から平城京跡までそこそこ距離があったのですが、新田部親王邸から平城京までの距離を知りたくて歩いて行くことにしました。


というのも、当時は都に近いほど身分の高い人の自宅があったのですが、

不比等邸や長屋王邸が平城京のすぐそばにあったのに対し、新田部親王邸は結構離れていたので、どんな気持ちで官庁まで通ってたのかな…と色々妄想するために徒歩を選択したのでした。笑

(長屋王邸は吉備内親王(もしかしたら氷高内親王も)の家だった可能性もあるけど、不比等邸は平城京の真東に建ってたみたいなので、すごい権力だったんだろうなあ…)




平城京跡に着いてまず最初にランチに。

また昼からビール。笑



平城京跡、小学生の頃の修学旅行で来た気もするのですが、こんなに楽しい場所だとは思わなかった!というのが主な感想です。笑


遣唐使船の復元や阿倍内親王のアニメ上映など、面白いものたくさん!



一番のお目当てはこちらでした。

期間限定で開催されていた吉備内親王展。


元明天皇の娘で、元正天皇と文武天皇の妹(姉?)、そして長屋王の正妻である吉備内親王の生涯が綺麗なイラストと共に十数枚程度のパネルで紹介されています。

各パネルはSNSへの掲載は禁止でしたが、写真はOKだったので撮りまくってきました。



色んな作品を読んで長屋王の変が辛いと言いまくってますが、長屋王の変の際、長屋王と共に吉備内親王とその息子たちも自害させられてるんですよね…


長屋王が元正太上天皇派と対立してたというような見方もあったようですが、長屋王邸から氷高内親王宛ての木簡が出てきたというような話もあるし、なにより当時唯一の肉親である吉備内親王が亡くなったことは元正太上天皇とっては辛かったんじゃないかなあと思います。



なお、平城京いざない館の常設展示には長屋王邸跡から出てきた木簡等々めっちゃ展示されているので、私のような長屋王推しには大変おすすめの場所です。笑


長屋王邸跡の展示を見た後に吉備内親王展を見たので少し情緒不安定になりましたが、とにかく来て良かった!



ちなみに、昨年は元明天皇展が開催されていたらしいです。行きたかった…


ということで、館内アンケートに「元正天皇展も開催してください」と書いてBOXに突っ込んできました。


本当にお願いします…めちゃくちゃ通うんで何卒…



平城京いざない館でゆっくりし過ぎたせいで、開場時間ギリギリで大極殿跡に向かうことになりました。笑

見事な復元!

夢がありますねー

元明天皇や元正天皇が見ていた景色なのかなと思うと感慨深い。

現在も色々復元中らしいので、また来たいと思います。




これで旅も終わり…なのですが、少しおまけを。



吉備内親王展のイラストが美しくて気になり、

色々調べてると、女帝カレンダーなるものが販売されていることを知ったため、即ポチりました。笑

裏面は元正天皇!

飾るのめちゃくちゃ楽しみです。


ちなみにこちらを利用して購入しました。





あと、こちらの本もおすすめです。





そんな訳で、とっても充実した旅でした!


奈良はまだ回りきれてない場所があるので、近々また行けたらいいなあと思っています。



しばらくは飛鳥・奈良時代の女帝熱が続きそうです。笑