保育士になってみた① | 姫とふたごと4人目育児

保育士になってみた①




私は現在、保育園で1歳児の担任をしています。
今年保育士になって3年目です。



年齢的には主任くらいのポジションにいる方が多い中、経験不足を感じることは数え切れずあります。
子育てでは、割と早くに子供に恵まれ、その後は双子も、4人目も経験しており経験値はありますが子育てと保育はやはり違います。

けれど日々成長する子供達と刺激的な毎日を過ごし、この仕事に転職して良かったなと思っています。  (日々の保育園での出来事もやんわりと綴っていきたいです)


保育士の資格やこれから試験を受ける方の参考になればと思い、受験勉強から合格まで振り返りたいと思います。



私は元々、新卒で銀行に入り支店窓口を担当していました。
いまなら完全にAIにとられるであろう業務内容で、ひたすら投資信託や保険を売ったり、
クレジットカードにはリボをつけよう‼︎という全く消費者目線でないキャンペーンの隊長をしたり
、、

あぁ働くって面白くないな、
と週末に夜通し遊ぶのを生きがいにする人生を送っていました。

悪いことばかりではなく、厳しい環境でも人には恵まれ、お客さまも色々教えていただき良い方ばかりでした。
振り返れば、よき経験です。

そして3年で退職、結婚し長女が産まれ
双子が産まれ、
復職するとなれば、、あれだけ嫌だったはずの銀行の門を叩く自分がいました、、、

未就学児を3人抱えて、フルタイムで仕事をするのは親にとっても子供にとってもとっても過酷でした。
早く!
急いで!
と怒鳴る朝。
へとへとで帰宅して、3人とも自転車で寝てしまい途方にくれたことも数知れず、、、


とにかく双子がよく熱を出し
パート勤務で休んだ分だけ給与が減る、、
どんどんネガティブになっていく自分がいました。

その後、娘が小学校に上がるタイミングでギブアップし専業主婦になりました。



のちに産まれたあっちゅんが
ある意味わたしの人生を変えてくれたかもしれません。

ゆったりと過ごす日々の中で4人めというのは
可愛いが溢れていて、こんなにも愛しいのかと気付かされました。
もちろん時間的余裕が心の余裕に繋がったことは言うまでもありませんが。

コロナ禍で自宅で過ごす日々の中、
いつか歳をとったら子供と
関わる仕事をしたい
自分自身も母にも頼れず、孤独な子育てを経験したので
できれば、支援が必要な家庭の手助けをしたい
そう漠然とこれからの人生を考えるようになりました。

けれど保育士の資格を得たいなら、短大等学校へ通うか、年二回行われる国家試験をパスしなければなりません。

圧倒的にコスパが良いのは、自分でテキストを買って勉強し国家試験を受けること。
しかし調べていくと衝撃的な事実が。

試験は筆記9科目。
それが受かれば実技試験もあります。

筆記で全ての科目を一度に合格できるのは全受験者のなんと3〜5%。

(科目合格制度があり、落とした科目だけ、再受験すれば良い。ただし3年以内にすべて合格が必要。
何年もかけて合格する人も大勢います)

難易度の高い試験であることを知り、それならばなるべく早いうちにと、2年前の1月、満を持して
書店に出向いたのでした。