親の心子知らず
さてさて、夏休みに入り
トイレぐらいゆっくり行かせてくれー‼︎‼︎
と叫び、我に帰って少し恥ずかしくなるそんなまいにち。
癒しの三男も、ややこし二歳となり
ただただマイナスイオンを放っていた昨年の夏休みとは一味違う。
修行…
夏休みに入り双子たちの水泳の練習も
いつもと少し違うスケジュールになった。
祝日の練習は他のクラスの生徒が全て休校の為、久しぶりに三男を旦那に預けてのびのび泳ぐ息子たちをギャラリーで見学していた。
この間までクロールしかできなかったのに
半年で4泳法を習得して楽しそうに泳ぐ息子たちにはグッとくるものがあった。
そこにやってきたのは
上級クラスの男親一名。
いつも、週5の練習に父親が付き添いにきており、
母の姿を一度も見かけていない保護者なので
あぁ、あの子のお父さんだなと横目にすぐわかった。
うちは双子なので目立つ為、私のことをその父親はほぼ100%知っているに違いないと思った。
けれど話はしたことがないので、
違和感を感じるほど近づいてきたものの挨拶は交わさなかった。
話しかけてくる気配もない。
その親の子供というのは小学生組の中ではダントツで早く、親もいつも熱心そうに眺めているので水泳経験者かな?と勝手に想像していた。
すると先に練習の終わった上級クラスの子供がギャラリーに上がってきた。
父親は自分の子供を呼び寄せて
大きな声で話はじめた。
なぁなぁ、なんであんな面白い泳ぎ方するんかな〜?
と。
ん?
面白いとは?
目の前では息子たちの選手見習クラスの約20名が
一生懸命練習をしている。
父親の話は止まらない
水泳が苦手な子、ばっかりなんやな〜
2年生でこのクラスじゃ
まぁ選手は無理やな〜
2年生、と言ったのはおそらくうちの子供に向けてだろう。
それから10分ほど永遠とその父親は馬鹿にしたように笑いながら文句を言い続け、
子供が着替え終わると、さっと帰っていった。
理解するのに少し時間はかかったが、だんだんと全身の毛穴から蒸気が飛び出そうなほどの怒りが込み上げてきた。
自分のことを言われるならいいが、
子供に対して酷すぎる言葉。
あまりに挑発的で粘着質な男親にドン引きだった。
男の1番あかんやつやん……
なかなか、怒りがおさまらず帰って旦那に愚痴るとあっさり、
え、あそこけったいな親ばっかりやん。
というまさかな回答が返ってきた。
世の中、ケッタイな親ばっかりだそうで。
幸いなことにその父親の傍で着替えていた女の子は、お父さんの粘着質な話をまったく聞いてないようだった。
親の心子知らずで、大いに結構だ。