【げだいがくもん】
書名にだけ通じていて内容を知らないこと。うわべだけの学問。

◇  ◇  ◇

誰にでも、何となく人には言いづらいコダワリというものがあると思う。モチロン私にもある。

WEBや原稿などの制作時に使う言葉「訂正」と「修正」、ざっくり言えば、いずれも何かを直すという意味である。私はこれらを地味に使い分けている。

私の定義では、明らかに間違っててゴメンなさいという場面は「訂正」。別にどっちでも良い気がするけど、誰かの意向に沿いますという場合は「修正」。だから、こちらのミスではないのに「訂正してください」と言われると、ほんの少しだけ心がざわめいてしまう。

しかし、本当のところはどうなのかを、実はずっと調べずに生きてきた。わざわざ使い分けていたのに何という怠慢

というワケで調べてみた。

ていせい【訂正】言葉や文章の誤っている部分を正しく直すこと。「誤りを―する」
しゅうせい【修正】まちがっていたり、不十分であるところを正しく直すこと。「軌道を―する」「―案」「―を加える」(三省堂 大辞林WEB)


多少ニュアンスは違うが、結局は「まちがいを直す」という意味らしい。え~ホンマか~?納得いかん。

手元の辞書を見てみる。

ていせい【訂正】誤りを直して正しくすること。
しゅうせい【修正】直して正しくすること。(集英社 新修広辞典)


ほら。わざわざ「誤り」があるかどうかを区別しているではないか。

やっぱり辞書はWEBじゃなくて紙やで……というこだわりも、人には言わないでおこう。


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