【ばんしょくさいしょう】
実力も才能もないのに、その地位についているだけの無能な大臣のこと。
◇ ◇ ◇
ミシュラン京都・大阪版発刊記念。
恨ミシュラン京都・大阪版 其ノ壱
「大阪東部ウドン屋M(讃岐系)」
少し前にマスコミに取り上げられていたこの店、食べログでも比較的高評価につき外れはないと踏み、遠路はるばる行ってみた。
13時頃に到着すると既に5組ほどの待ち客。土地柄なのか喫煙者率が非常に高く、彼らの周りは猛烈に煙たい。厳しい、他の店へ行こうかとも思ったが、ふと見ると店内に禁煙の待合いスペースがある。良かった、名前と人数を記入しそこで待つことにする。
呼ばれるまでのもどかしい時間というものは、どれを食べるか悶々とするのが楽しい。この時も言うに及ばずそうするつもりだったが、あいにく禁煙スペースにはメニューの類が無い。なんでやねん!
もちろんテンションは急降下、違う意味で悶々としながらの待ち時間である。さてどう落とし前をつけてもらおうか……とキたる戦いをイメージトレーニングしていたら、10分も経たないうちに呼び出してもらえた。意外に早い、命拾いしたなM。
カウンターに通された私たち、当然何を注文するのか大いに迷いたいところだが、直後に案内されたカップルが早々に注文を済ませてしまった。マズい、負けていられない。それに、後から来たのに私たちより先に出されたら、彼らが余計な気を遣ってしまうではないか。急がねば。
ヤケクソで唐揚げぶっかけウドン卵天のせ(冷)と、肉みぞれぶっかけウドン(冷)を注文。ついでに「ウドンは時間がかかります」とわざわざ書いてくれているので、ウドンまでのつなぎでイナリ寿司を頼んでおく。
落ち着いたところで店内を観察。広々とした明るいインテリアに文句は無い。トイレも清潔に保たれているし好印象だ。ただし、壁面に店のポリシーだか何だか知らないが、長々とウンチクが書かれているではないか。これは心配だ。なぜなら、これまでの経験上、自慰的ウンチクの多い店にロクなところは無かったからだ。
案の定問題発生、つなぎのイナリ寿司がまだ来ない。うす揚げ(油揚げ)から作っているのか?はたまた酢メシがまだなのか?しかし、チラリと覗けば完成品が山と積まれてる。これはウドンと一緒に持ってくるつもりだ。
「イナリ寿司はまだですか?」「え、先がいいんですか?」「はい。ウドンにお時間がかかるとのことなので、それまでのつなぎと思って注文したんです。」「……じゃあ持ってきます。」“じゃあ”ってアナタ、ウソでも良いから詫びといたら丸く収まるのに。間髪入れずにイナリ寿司登場。
そしていよいよお待ちかねのウドンの出番が来た。
見た目はツルツルでツヤツヤ、素晴らしい輝きを放っている。お出汁も芳しくとても旨そうだ。では、ひと口……ん?そんなバカな。もうひと口ん?やはり。
硬い、硬すぎる。ゴムを噛んでいるようだ。
Twitterで山岡士郎BOTが呟いていたが、ウドンのコシというのは硬さとイコールではない。私もそう思っている。ここまで硬いのはもはやウドンではない。おかげでアゴがヘトヘトじゃないか。
ヤッツケで頼んだ唐揚げは……味がしない。一緒に頼んだ半熟卵の天ぷらも同じく味がしない、それどころか水っぽくすらある。本当に卵なのか?肉ウドンの肉にいたっては、臭みが全速力で口内を駆け抜けてくれる。
どうもここの店主は、ウドンをただひたすら硬くする技術だけは持っているが、味付けや下ごしらえという料理の基本の“キ”の字を知らないようである。
その上、厨房からは、「それはあと何分やっ!」「違う違う違う!そっちそっち!」「ええからハヨ出せや!」といった、店主らしき男の怒鳴り声まで聞こえてくる。そういえば店員が殺伐としているのは、この店主のせいか……。
恨ミ度四つ顔。もう二度と行かないだろうな。
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実力も才能もないのに、その地位についているだけの無能な大臣のこと。
◇ ◇ ◇
ミシュラン京都・大阪版発刊記念。
恨ミシュラン京都・大阪版 其ノ壱
「大阪東部ウドン屋M(讃岐系)」
少し前にマスコミに取り上げられていたこの店、食べログでも比較的高評価につき外れはないと踏み、遠路はるばる行ってみた。
13時頃に到着すると既に5組ほどの待ち客。土地柄なのか喫煙者率が非常に高く、彼らの周りは猛烈に煙たい。厳しい、他の店へ行こうかとも思ったが、ふと見ると店内に禁煙の待合いスペースがある。良かった、名前と人数を記入しそこで待つことにする。
呼ばれるまでのもどかしい時間というものは、どれを食べるか悶々とするのが楽しい。この時も言うに及ばずそうするつもりだったが、あいにく禁煙スペースにはメニューの類が無い。なんでやねん!
もちろんテンションは急降下、違う意味で悶々としながらの待ち時間である。さてどう落とし前をつけてもらおうか……とキたる戦いをイメージトレーニングしていたら、10分も経たないうちに呼び出してもらえた。意外に早い、命拾いしたなM。
カウンターに通された私たち、当然何を注文するのか大いに迷いたいところだが、直後に案内されたカップルが早々に注文を済ませてしまった。マズい、負けていられない。それに、後から来たのに私たちより先に出されたら、彼らが余計な気を遣ってしまうではないか。急がねば。
ヤケクソで唐揚げぶっかけウドン卵天のせ(冷)と、肉みぞれぶっかけウドン(冷)を注文。ついでに「ウドンは時間がかかります」とわざわざ書いてくれているので、ウドンまでのつなぎでイナリ寿司を頼んでおく。
落ち着いたところで店内を観察。広々とした明るいインテリアに文句は無い。トイレも清潔に保たれているし好印象だ。ただし、壁面に店のポリシーだか何だか知らないが、長々とウンチクが書かれているではないか。これは心配だ。なぜなら、これまでの経験上、自慰的ウンチクの多い店にロクなところは無かったからだ。
案の定問題発生、つなぎのイナリ寿司がまだ来ない。うす揚げ(油揚げ)から作っているのか?はたまた酢メシがまだなのか?しかし、チラリと覗けば完成品が山と積まれてる。これはウドンと一緒に持ってくるつもりだ。
「イナリ寿司はまだですか?」「え、先がいいんですか?」「はい。ウドンにお時間がかかるとのことなので、それまでのつなぎと思って注文したんです。」「……じゃあ持ってきます。」“じゃあ”ってアナタ、ウソでも良いから詫びといたら丸く収まるのに。間髪入れずにイナリ寿司登場。
そしていよいよお待ちかねのウドンの出番が来た。
見た目はツルツルでツヤツヤ、素晴らしい輝きを放っている。お出汁も芳しくとても旨そうだ。では、ひと口……ん?そんなバカな。もうひと口ん?やはり。
硬い、硬すぎる。ゴムを噛んでいるようだ。
Twitterで山岡士郎BOTが呟いていたが、ウドンのコシというのは硬さとイコールではない。私もそう思っている。ここまで硬いのはもはやウドンではない。おかげでアゴがヘトヘトじゃないか。
ヤッツケで頼んだ唐揚げは……味がしない。一緒に頼んだ半熟卵の天ぷらも同じく味がしない、それどころか水っぽくすらある。本当に卵なのか?肉ウドンの肉にいたっては、臭みが全速力で口内を駆け抜けてくれる。
どうもここの店主は、ウドンをただひたすら硬くする技術だけは持っているが、味付けや下ごしらえという料理の基本の“キ”の字を知らないようである。
その上、厨房からは、「それはあと何分やっ!」「違う違う違う!そっちそっち!」「ええからハヨ出せや!」といった、店主らしき男の怒鳴り声まで聞こえてくる。そういえば店員が殺伐としているのは、この店主のせいか……。
恨ミ度四つ顔。もう二度と行かないだろうな。
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