2月6日、鬼無里で「きなさのごはん」のお手伝いに行ってきました。
「ないものはたべない」という至ってシンプルであり、なおかつ奥の深いコンセプトのランチ会も4回目となりました。

今回は、干葉の粕汁とおやきづくり。先生は、御年82歳の小林貞美さん。私の目指すきなさのばあちゃんである。

$なかまゆのときどき日記
粉をこねる。こんな小さくてもお手伝いできることはある。
これは、とても大事なこと。

$なかまゆのときどき日記
いよいよおやきを丸める。意外にみなさん、お上手!

$なかまゆのときどき日記
みんなで協力して丸めて、焼いて・・・。わいわいと楽しい。

$なかまゆのときどき日記
「ほうろく」で両面を軽く焼いてから、囲炉裏の中の「渡し」に置く。
ここでじっくりと焼く。皮が破けて、中から具の汁気がじわっと出る。おいしそう、この上ない。


$なかまゆのときどき日記
同時並行でかまどでごはんを炊く。
火吹き竹を聴診器にしてお釜の中の音を聞く。ぐつぐつと米がごはんになっていく様子が聞こえて楽しい。

$なかまゆのときどき日記
おいしいものがたくさん並びました。
調味料をのぞけば、ほとんどが鬼無里でとれたものです。
そうそう燃料も鬼無里産です。

「ここは何もない」といいがちですが、今日の食べ物は、マチでは買わなければならないものばかり。
(まあ、作ろうとおもえば作れますが・・・)
けど、たべものはどんなたべものにも「その土地にある意味」が何かしらあります。町の暮らしでは、その部分がすごく弱いし実態として分かりにくものばかり。けど、鬼無里のような山里には、実態のある意味がきちんと生きています。
しっかり受け取って、自分のものにしたいと思った一日でした。
でも、なによりうまかった!
さて、いよいよ最終日。
3日目(1月31日)

昨日の夕方は、雪がひどかったのと疲れてしまったのとで、外湯に行けなかったので今朝はちょっと早起きして、外湯を2つめぐる。
城崎温泉の外湯は、野沢温泉や渋と全然、違って、長野で言えば、500円くらいで入れる日帰り温泉施設と殆ど同じ。広々明るくてシャワーやシャンプーもありますが、風情はさみしいかなぁ。
なかまゆのときどき日記
こんなに大雪!でも、キレイでした。びちょびちょで長靴でしか歩けない。

本当は、今回の旅は女性3人連れの予定だったのですが、Kさんはドタキャンになってしまった。
なので、宿を後にした後は鮮魚店へ行って、カニと円山川でとれたおおきなハマグリを送る。

その後、罪滅ぼしのお土産等を物色し、城崎温泉駅へ。
駅は思いのほか大混雑。大雪による北陸本線の運休などが重なって、私たちが予定していた電車は運休。仕方なし、次の電車に乗る。
なかまゆのときどき日記

JRで豊岡へ戻って、丹後鉄道に乗り換え宮津を目指す。
丹後鉄道は、国鉄からJRになった時に3セクになって鉄路を守っている。ディーゼルでトコトコと走る雰囲気は、まるでバスがレールを走っている感じ。楽しい雰囲気。
兵庫から京都へつなぐ鉄道だが、トンネルを出るたびに晴れたり吹雪いたりめまぐるしく天気が変わる。

宮津では飯尾醸造さんへお邪魔する。
ここから販売されている「富士酢」は、穏やかなうま味のある酸味で本当においしい。飯尾社長さんのお話を昨秋、京都の綾部でお聞きする機会があり、富士酢のおいしさと社長さんの考え方がぴったり一致してしまい、ぜひ、機会をつくって伺いたいと思っていたので今回は実に嬉しい。
なかまゆのときどき日記
飯尾醸造さんの商品を試飲。社長さんは本当にお酢づくりが好きなんだんなぁと思う。
なかまゆのときどき日記
蔵を見学。
タンクはぬくぬくしている。大手のメーカーは様々な処理をして1日で酢をつくってしまうが、飯尾醸造さんは450日かけて作っている。お酢のタンクをのぞく社長さんは我が子をのぞいているようだった。
なかまゆのときどき日記
玄関のところで社長さんとぱちり。
お酢のせいなのか、とっても若い!〇〇才とはとても思えない!

ぎりぎりまで見学をさせていただき、電車に飛び乗り京都を目指す。
その後は、新幹線、ガタガタ揺れる「しなの」に乗って長野へ・・・。

今回の旅も先月の四万十と同様、かなり仕事のカラーが入った旅であったがとっても楽しかったし勉強になった。
N市長さん、K課長さん、植村鞄のおやじさん、飯尾社長さん、どの方も自分の置かれている環境の中にとてもしなやかに身をおいて、まじめに楽しく、自信と誇りを持ってその仕事を全うしている。

この頃、逃げることを考えてしまう時間が長くなっている私にとって本当によい旅であった。
知らない土地に行って、様々な人に会うのは大切だな。
2日目(1月30日)

今日は、豊岡市街地へ。それにしてもすごい雪。長野よりよっぽどある。
海のすぐ近くなので、べたべた雪。

豊岡市は鞄の町。
ほとんどが大手メーカーの下請けなのだが、最近はオリジナルブランドを展開しているところも出てきたとのこと。セミオーダーシステムもあっていい感じ。(写真、とるの忘れた)

今回の旅の素敵な案内人、Kさんの人生の師と仰ぐ植村さんの工房へ。
なかまゆのときどき日記
60才くらいまでは、会社の社長さんとして大きな工場でのメーカー。でも、若い時から培った手仕事は血となって流れていて、それを活かして現在は修理工房を営む。
信じられないほどのボロボロの鞄が全国から送られてくる。
「鞄をつくった人の気持ちと使った人の気持ちを想像して、それ以上の思いを詰めてもらえるように修理している。」との言葉が素敵だった。
それと、「今の自分の仕事が天職だと思わなきゃいかん。天職は全うしなきゃいかん。」との言葉は、とっても重く、心にずしりと響いてしまった。今回の旅で一番の収穫のコトバ。
なかまゆのときどき日記
修理道具を刺す台がユニーク。輪切りの丸太。くるくる回る。中華料理を食べているときに思いついたんだって!
町の中には、鞄の自動販売機も。
なかまゆのときどき日記

そして、出石へ。Kさんの住む町。
お昼は、名物の皿そば。
$なかまゆのときどき日記
小さな皿に2口分くらいづつ盛られている。5皿で1ザル分でこれが基本。そこに食べたいだけ追加する合理的なシステム。
薬味がおもしろい。ねぎ、わさび・・・これはふつう。とろろ・・・これも、まあ、ふつう。それと、なんと「生卵」!それも、ウズラではなくニワトリさんのもの。
ゲッと思ったけど、これがうまい。はじめての食べ方。月見うどんの冷たいそばのザル(皿だけど)そばバージョンかな?今度から、家でもやってしまいそう。

おそばの後は、永楽館。
なかまゆのときどき日記
明治34年にできた芝居小屋。町の資産家が私財でつくったとのこと。
かつては、映画やお芝居、手品など旅芸人がたくさん来たらしいがテレビの普及で昭和39年に閉館。
しかし、2年前に全面的に改修し復活した。
現在は、大歌舞伎や落語などをやっている。今度は、是非、何かをやっている時に行ってみたい。
なかまゆのときどき日記
舞台の下には、回り舞台の装置。もちろん、現役で動く。

町の中心部には、辰鼓楼。
ここの上の部分で太鼓をたたいて時を知らせた。現在は、時計がはめこまれている。
$なかまゆのときどき日記

この後、植村直巳さんの記念館にお邪魔。時間がなかったので駆け足見学。
また、ゆっくり行ってみたい。

その後、またまた、城崎温泉へ。
それにしても、すごい雪である。けど、私たちの頭の中には、カニ、カニ、カニ・・・!
なかまゆのときどき日記
焼きガニ。塩とレモンで食べる。甘くてちょっぴりムチムチ・・・。あまりのおいしさに無言になってしまった。
なかまゆのときどき日記
こちらはカニすき。鍋のスープと最後のおじやが最高!

しっかり食べて、しっかり呑んで寝る。しあわせぇ。
1月29~31日、2泊3日で但馬・丹後で豪遊してきました。
といっても仕事の延長のようなものなのですが、おいしく楽しい旅でした。

〇1日目
まずは、兵庫県豊岡市のコウノトリの公園。
一度、絶滅してしまったコウノトリを復活させて、今は自然界でも繁殖しているとのこと。なかまゆのときどき日記
2羽、います。
これは、自然界で暮らしている2羽なのですが、公園にエサをせびりに来ているらしい。公園では、ぐっと我慢をしてエサをあげないらしい。因みにエサは、生きた魚、ナマズなど。

なかまゆのときどき日記
豊岡市内で営巣しているところなどマッピングしている。

なかまゆのときどき日記
コウノトリの関連商品がたくさんある。
市内には、農薬や化学肥料をゼロまたは削減した農法を実践している田んぼがあります。そこで、とれたお米を使ったお酒が多い。

なかまゆのときどき日記
「コウノトリをはぐくむお米」2kgで1280円。
JAさんがパッケージして販売。価値を作り上げ、お金に換えているところが参考になる点。
環境を守るためには、お金がかかります。美談だけでは守れません。


そして、次は玄武洞。
しゅう曲している岩盤は、国の天然記念物。圧巻でした。
なかまゆのときどき日記
岩盤を背に振り返ると、しばらく遠くにコウノトリの人工巣塔。
これまでに、2回、ヒナがかえったとのこと。
ガイドの女性曰く、「片方見れば玄武洞の岩。片方見ればコウノトリ。これが本当の、イッチョウニセキ!」お見事!!
なかまゆのときどき日記
玄武洞のキャラクター「玄さん」のかぶりもの。
一緒に行ったMさんはかぶってしまった。私には、その勇気がなかった・・・。

それにしても、すごい雪。
一路、城崎温泉へ。
宿に入る前に魚屋さんへ。
なかまゆのときどき日記
冬の城崎温泉っていえば、やっぱカニでしょう。なかまゆのときどき日記
ぶりシャブもうまかった!
私の住んでいる長野市は青空でも職場の近隣は吹雪になっていることも多い。
今日は、木島平村でした。
なかまゆのときどき日記
でも、いつもの年より雪は少ない。
東北や山陰は大雪だというのにな。