「地図は現地ではない。」
-コージブスキー(学者)
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今日は、NLPの前提でも最も有名な
「地図は現地ではない」
についてお話します。
これは、アルフレッド・コージブスキーという学者さんが
「一般意味論」というものを確立した際に
コトバという「記号」とそれが指し示す「現実」との自覚を
助けるために分かりやすく例えたものです。
有名なこの言葉以外にも、2つの格言があります。
「地図は、現地の全てを現すわけではない。」
「地図についての地図を作ることができる。」
■実は、このコトバにはとても含蓄があるのです。
アルフレッド・コージブスキーという学者さんは、
ウィキペディアによると
第一次世界大戦時はロシアの諜報部員でありながら負傷した際には
アメリカに渡ったそうです。
そして、第二次世界大戦が生じたときに、大変心を痛め、
人間とは何か、ということについて深く想いを馳せたそうです。
そこから生まれてきたのが、この一般意味論という世界観です。
「二つの世界に生きる一般意味論」(片桐ユズル著)から引用すると
コージブスキーは、記号により時間を超える能力(タイムバインディング)と
記号を使いながら、記号について意識できる(地図についての地図)能力
こそが人間独自のものであることがわかった。
この人間独自の能力を活かすことで、
ヒトラーのような非生存的な記号行動に陥らず、
人類は、進化の方向を間違えずにいけるはずだと考え
「科学と正気」という大著にまとめ、
この道を一般意味論と名づけた。
また、彼の体系は、地図と現実は異なるということから
「私は、知らない。だから見てみよう。」という態度を持つことの
大切さを教えてくれています。
もうお気づきですね。
これらの全てがNLPでは、基本原則として
とても大切な態度として扱われています。
そういう意味では、NLPは3人のセラピストだけではなく
このコージブスキーの影響を多大に受けているのです。
こちらもぜひ読んでください。
コージブスキーが指摘した「be動詞」の問題点や
地図は土地ではないの面白い逸話があります。
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