新年度が始まり、1ヶ月たちました。
みなさんの職場では、新人さん入っていますか?
新人さんの教育ってみなさんの職場ではどんな感じで行っているでしょう?
みなさんには新人教育に使えるちょっとしたコミュニケーションのコツをお伝えしたいと思います。
新人さんは、最初は緊張していたり、分からない事が多かったりして、ミスしたり、至らない事があったりするかもしれません。
しかし、そういう時、いちいち厳しく叱責していると、新人さんが萎縮してしまうという事はよくあります。
ある程度の事は、多めにみてあげ、新人さんがある程度、自力でできるようになるように暖かく見守っていく余裕を持つのもよいのではないかと思います。
しかし、そうはいかない!って思う事もありますよね。
「そんなに暖かく見守っていたら、成長しない!」
そんな風に思う事もあるかもしれません。
それはそれでその通りだと思うのですが、
そういう時、一度自分自身を振り返っていただきたい事があります。
それは、
「新人がミスをしたら、怒られるの自分だ。」
「新人が間違えたら責任をとるのは自分だ。」
っていうような、自分自身の中に恐怖感がありませんか?
新人さんの事を考えて指導しているというよりも、
自分の中の恐怖感を消そうとして、必要以上に新人さんに厳しくあたっていませんか?
それはさすがに可哀想です。
人はこのような恐怖感を持っている時、人に対する指導は非常に厳しくなります。
こういった自分の恐怖感から出た指導は、相手に威圧感を与え、一時的には効果がありますが、あまり永続的に続きません。
またあなたが新人さんから信頼されるという事も期待できなくなるでしょう。
まずは自分の中の恐怖感と対峙する事が大切です。
「新人さんの失敗で、もっとも恐れている事は何だろう?」
という質問を自分にしてみてください。
恐怖感の対象となりえるのは、
「新人のミスでの患者さんや家族、他職種からのクレームを自分が尻拭いするのが怖い。」
「自分の上司から、新人の指導不足で怒られるのが怖い。」
「新人のミスで自分の仕事が増えるのが怖い。」
こんな事があるのではないでしょうか?
恐怖感の対象が分かったら、
「そして、この恐怖感を取り去るにはどうしたらよいのだろうか?」
とこの恐怖感への対処を真剣に考えてみてください。
この事にしっかり対処しようとする事が大切です。
何故なら、新人さんはいずれ成長して、仕事を覚えてきますが、
あなたの中にあるその恐怖感は、自分で何とかしようとしない限り永遠と続くものかもしれません。
今年は終わっても、また来年新人が入ってきたり、学生を持ったり、後輩を指導しなくてはいけなくなったり、
そういう立場に立つ度にさっきのような、恐怖感を感じるのかもしれないのです。
まずは、自分の恐怖感はどこから来ているのか、その対象をはっきりさせる事が大切です。
はっきりしてくると、それだけで、自分の中に余裕が生まれてきます。
人を育てる事は、自分を育てる事です。
新人さんを育てる事で自分の中の余裕も育てていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました
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