歯科医院(2)＿店舗のスピン系エントロピー

（その１９）

　環状線沿いのチェーン店などが立ち並ぶ一角に最近（2023年5月）廃院になった歯科医院がもう一つあります。

　ここも、斜め向かいにあるマンション（５階建て）が携帯基地局には理解があるらしく屋上に４Ｇの基地局など昔から設置されていたので注目していた界隈ですが、2022年11月ごろとうとう５Ｇの基地局アンテナが２本も立ち、どうなるかとみていたら、斜め向かいのこの歯科医院が閉鎖となっていました。これまでの測定から言えるわけですが、この「斜め向かいのビルの屋上の基地局アンテナ」というのはもはや閉店、撤退等にありがちな条件になっています。

　４Ｇの基地局アンテナのみの時代の、2022年3月のこの歯科医院近辺の写真を撮ってありましたので、この写真からスピン系エントロピーを測定し、現在と比較してみることにしました。

　まずこの地点の磁流ライン配置ですが、下図のように、主要なラインは交感神経（青）・副交感神経（赤）とも来ていません。電磁波によるスピン系エントロピーの上昇が起きやすい場所と言えます。

この元歯科医院（黄○）付近の磁流ライン配置

　2022年3月、斜め向かいのビルにはまだ４Ｇの基地局アンテナしか立っていなかった時の、この歯科医院前でのスピン系エントロピーを、写真を介して測定してみたところ、180回測定平均で1389.0、最大値3211.9と平均的なところより少し低めの値でした。

　これに対して、現在の状況を測定しようと現地に出かけると、ここでも歯科医院前に来たところでまず錆びた金属臭のようなものが感じられました。以前スピン系エントロピーが高いところで感じたものと同じ感覚です。実際スピン系エントロピーを測定してみると、180回測定平均で1700.8、最大値では4182.8と、やはり顕著に高い状況になっていました。それだけでなく、60回測定平均では平均値2003.6、最大値では6052.8と大きく変動していることが判りました。この変動は化学物質過敏症を引き起こすボディソープ(4)＿におい物質のスピン系エントロピー（その２１）などを遥かに越えて、明らかに運気や健康運を大幅に下げている数値です。

　電磁波を「電磁波測定器」（Tenmars TM-190、４Ｇ用）で測定してみると、磁界2.33mG、電界強度3V/m、高周波1512.8μW/m2と、高周波が平均的な値より１桁大きく磁界も通常の8倍近い状況で、空き店舗でよく観測される数値となりました。５Ｇを含むWi-Fiの波源は強く21個でした。

　ここはお一人の先生でやってこられた歯科医院のようです。学校歯科医などの経歴もあるようで、その年代から判断して引退だった可能性がありますが、医院の建物は現在朽ちていくばかりで放置されており、後継者の準備ができないうちにやめざるを得なかった事情もうかがえます。上記のようにスピン系エントロピーが非常に高く変動しているので、盛運はもちろん健康運を落としていたと思われます。不況とかには強そうな歯科医院も人工電磁波には弱いと言えるかもしれません。