におい物質のスピン系エントロピー
（その８）

　白檀(ビャクダン)が悟りへ促すといったことが言われますが、ヒーラーでもあった魔女が用いてきた伝統的なハーブは、その香気成分、主要成分の波数を出すと、無歪み条件の波数系列になっていることは以前お話しました。

　同じにおい成分でも悪臭は、科学的に、活性酸素・ラジカル（不対スピン）によるとみられていて、それはスピン系エントロピーが高い状態なので、よい香りが多いアロマや精油がスピン系エントロピーが低い、つまり無歪み条件の波数系列になっていることは納得できます。

　「におい物質のスピン系エントロピー」８回目は、ローズマリーです。

　ローズマリーは、魔女の伝統的なハーブとしては、健康運、愛の修復、ヒーリング、霊能⼒の増⼤、浄化・聖別（＝聖化）、災難や危険・⼈の悪意から⾝を守る防御、若さと美貌のためのパワーをもつとされています。

　ローズマリーの香気成分・主成分は、シネオール、ボルネオール、カンファー、酢酸ボルニル、β-カリオフィレン、カルノシン酸、ピネン、カンフェン、ミルセン、ロスマリン酸、ベルベノンなどで、重複が多いのですが無歪み条件の波数系列の「悲劇鑑賞」と名付けた「意識フロー図２」の３分の２をカバーしています。各波数成分は均等に含まれているとより無歪み条件の波数系列になるのですが、重複が多いのでその分ズレていることは考えられます。さらにβ-カリオフィレンなどの波数３，６，９の成分が豊富すぎることも気になるところです。

　ローズマリーにもいろいろありますので、まずスパイスのコーナーで売っている「ローズマリー」を測定してみました。測定方法はスパイスが入った小瓶ごと、ただしキャップは開いて、「スピン系エントロピー計」のプローブのところに置く方法です。

　するとA社、Ｂ社とも＋の数値、つまりかえってスピン系エントロピーを増大させるという結果となりました。やはり波数３，６，９の成分が豊富すぎるのが問題なのかもしれません。これらは愛に関する波数で、魔女のハーブで愛の修復などが言われるのはここから来ていると思われますが、過剰だと仏教でいう愛着となり、スピン系エントロピーは増大します。

　「意識フロー図２」の３分の２をカバーしているところは捨てがたいので精油の方も測定してみました。精油の方では「ローズマリー」単体は存在せず、産地などにより「ローズマリー・カンファー」「ローズマリー・シネオール」「ローズマリー・ベルべノン」の３種がありましたが、とりあえず「ローズマリー・シネオール」を測定してみました。「ローズマリー・シネオール」は波数５のシネオールの含有率が多いのだと思いますが、これが多いと上記の重複によるズレを少し軽減するからです。

　するとスピン系エントロピーの測定値は-99.5、まずまずの減少効果となりました。

測定させていただいた「ローズマリー・シネオール」
(この状態で測定)

　どの成分が多いとスピン系エントロピーが上がるのか下がるのか、非常に興味深いところですが、「ローズマリー・カンファー」「ローズマリー・ベルべノン」については後ほど報告します。

文献
佐佐木康二「悟りへの道は運気アップと同じことだった」東北日本サイ科学会 2019.12

◎意外に思われるかもしれませんが上記のような波数３，６，９の成分に絡んだ問題に効果を発揮するのが「磁流図」シリーズです：

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ローズマリー(1)＿におい物質のスピン系エントロピー（その８）