昨日たまたま夜NHKスペシャルだか、番組を見てて
中国の医療の問題が取り上げられてた。
北京にある『同仁病院』という所にスポットを当てたものだったのだけれど…
病院の診察を受けるのに、零下10度の中前の晩の7時とかから
並んでいた。
日本の総合病院とは、掛け離れた光景に絶句した。
診察権を『買う』んだそうだ。
1回200円。
そこに1回4500円で売っているダフ屋までいるんだそうだ。
中国の1年間の収入は約15万円。(地方によって差はあると思うけど)
ある少年とその家族がクローズアップされていた。
少年の目の異変に気付いた家族が、近所の病院に連れて行ったけれど
そこでは治療が出来ないというので1ヶ月病院を探し歩いて
その同仁病院に辿り着いたそうだ。
左目は、探し歩いている1ヶ月の間に悪くなってしまい失明してしまったそうだ。
右目の視力を残す為には高額なレーザー治療が必要だと。
子どもの将来を考え、8000円もするレーザー治療をした。
そして2週間後に再検査をしなくてはいけない…と。
再検査には4500円掛かるんだそうだ。
2週間の間にそのお金を工面しなくてはいけないのだそうだ。
地元に帰り、お金の工面に走り回っている両親。
医療保険制度もあるのだけれど、日本みたいに満たされる内容ではない。
親戚にも借金があるそう。
村にも借りられないそう。
最終的に、離れた町に住んでいる母親のところに借りに行っていたけれど
それだって母親も親戚から借金して集まったのだそう。
お金が出来て、再検査に行かれたのは病院から言われていた
2週間後から更に3週間後だったそうだ。
幸いレーザー治療がうまくいき、右目の失明の確立は大きく下がったそうだ。
中国と日本と国柄や財政など違う部分はたくさんあるけれど
こんなにも違うのかと、胸が苦しくなった。
片や病院側は、『同仁ワールド』として
富裕層向けの病院を建て、治療費は高いけれど
一流の医師に診てもらえ、当然の事ながら並ぶなんて事のない
VIP診療も行っているそうだ。
これから、もっと富裕層向けの病院施設を広げ
老人ホームなども作っていくのだそうだ。
病院の院長は『富裕層への医療は自分たちが賄うから、
貧困層への医療問題は政府がなんとかするべきだ。』と言っていた。
格差社会が歴然としている現実。
将来の日本もこうなってしまうのかな。
中国は発展途上中だけれど、今後の日本を見てしまった感じがした。
ちなみに、貧困層への医療行為をする場合
例え救急車で搬送されていたとしても、全て料金は前払いだそうだ。
世知辛いものです…